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難聴者・健聴者にユニバーサルな視聴体験を! 音質はハイレゾ級、骨伝導イヤホン「EarsOpen」が発売

 耳を塞がずに骨伝導で音を聴くイヤホン「EarsOpen」の先行販売がクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING by T-SITE」で開始。目標金額100万円のところ、開始3日で支援金額が約700万円に達そうとしている。


 この「EarsOpen」はBoCo株式会社が開発したもの。骨伝導イヤホンは他のメーカーからも発売はされているが従来のものと異なる点は、骨伝導イヤホンとして世界で初めてハイレゾ級の音質を実現したこと。再生帯域は4Hz~40KHz(Hzは音の低域を表し、数が小さいほどより低い域を再生できる。KHzは高域を表し、数が大きいほどより高い音域を再現できる)。また、これまで骨伝導イヤホンの課題だった音漏れも大幅に改善されている。


 耳を塞がないことでのメリットは、音楽を聴きながら周りの音も聞けることが挙げられる。仕事中やジョギングなどの運動中に重宝しそうだ。また、骨伝導により聴覚に障害をもつ人の聴覚補助にも役立つ。これは、聴覚障害を持っているすべての人への有効性を保証するものでないが、クラウドファンディングサイトでは、生まれつき左耳が聞こえない人が本製品を使用したところ、左耳が聞こえたという事例が紹介されている。


 製品は、有線タイプ、Bluetoothタイプ、聴覚補助タイプ(難聴者向け)の3種類。タイプにより音質の違いはない。聴覚補助タイプはネックバンドにステレオタイプのMEMSマイクが採用され、従来の補聴器が実現しにくい機能を実現している。発売は5月中旬予定。


■クラウドファンディングサイトはこちら
https://greenfunding.jp/lab/projects/1848