Pioneer DJのマルチプレイヤー「CDJ-2000NXS2」と「CDJ-TOUR1」のUSB-HIDコントロール機能に、Algoriddim社製のアプリケーション「djay PRO」が新たに対応。これにより上記の2機種でコントロールが可能になる。
USB-HIDとは、DJ機器とPC/Macとの通信などに使われている、大容量データの送信が可能なUSBデバイスの種類のひとつ。これを用いて、DJアプリケーションを直接DJ機器からコントロールすることをUSB-HIDコントロールと呼ぶ。CDJ-2000NXS2では、Serato DJがすでにUSB-HIDコントロールに対応しており、コントロールディスクを使用せずアプリケーションの機能が利用できるなど、同プレイヤーにおけるアプリケーションのユーザビリティを高めている。
今回の対応により、CDJ-2000NXS2やCDJ-TOUR1とMacをUSB接続するだけで、djay PROのスクラッチやテンポ調整などの多彩な機能を操作可能に。また、各プレイヤーのディスプレイには同アプリケーション内の楽曲のタイトルやアートワーク、波形などが表示されるので、Macのディスプレイを見ることなくすばやく選曲して直感的なDJパフォーマンスができる。さらに、同社ミキサーDJM-900NXS2とCDJ-2000NXS2がLANケーブルで接続された環境においては、Macと同ミキサーを1本のUSBケーブルで接続することにより、最大4台のプレイヤーで同アプリケーションのコントロールができ、音声信号の出力を同時に行える。
djay PROのUSB-HIDコントロール機能を使用するには、各プレイヤーおよびミキサーのファームウェアを最新版にするとともに、DJアプリケーション「djay PRO」の最新版(Ver.1.4.3)をインストールする必要があるのでご注意を。
■オフィシャル報道ページ
https://www.pioneerdj.com/ja-jp/news/2017/cdj-2000nxs2-and-cdj-tour1-now-support-djay-pro/