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日本人映画監督がジェフ・ミルズに音楽を熱望。映画『光』に音楽提供

 テクノアーティスト、ジェフ・ミルズが劇場公開映画へ音楽を初提供する。その映画は今秋公開される、三浦しをん原作・大森立嗣監督による『光』。このコラボレーションは大森監督からの熱い要望に応える形で実現した。本作は逃れることの出来ない運命に翻弄され、「野生」を目覚めさせた人間を描く過酷で濃厚なサスペンス・ドラマとなっており、出演者には井浦新、瑛太、長谷川京子、橋本マナミなどが登場。公開は11月下旬。有楽町スバル座、新宿武蔵野館、ほか全国ロードショーされる。


「音楽は映画に強い影響を与えます。ときには魔法のようにシーンをまったく別の意味にしてしまいます。だからこそ慎重になります。いつもそうですが、シーンを説明するような音楽はつけたくないという思いがあり、それがこの映画には一層強くありました。なぜなら『光』という映画が放つ力は、理性的に、寄り添う様にある人間の営みとは別の『生命そのものの光』だと思ったからです。それは異物と異物のぶつかり合い、あるいは融合のようなものです。編集した映像と音楽もそのような関係になればいいと思っていました。大駱駝艦を通してジェフ・ミルズさんの曲を聴いていて、もしご一緒したらどうなるだろう? それを想像が出来なくて、でも想像ができないからこそワクワクしました」(大森立嗣)


「非常に率直な物語です。控えめさを完全にそぎ落とした、辛辣な作品。芯のある登場人物たちですが、同時に倫理観や慈悲心における喪失感が感じられます。サウンドトラックの制作をしている中で、どの登場人物にも共感できなかったのです。だからこそ、音楽のコード構成や重要な音の配置に関して客観的に作業ができました。頭を空にして、オープンマインドでこの映画を見にきてほしい、それが僕からのメッセージかな」(ジェフ・ミルズ)

※両者のコメントはプレス資料より一部引用

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