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「iMix」……無許可なのに合法なミックスとは!?

みなさんは「iMix」というものをご存知だろうか。iTunesを起動し、iTunes Storeをオープン。すると画面左手に表示されるメニュー欄にiMixへの入り口が見えてくる。ここをクリックすると、世界中のDJが選んだ様々なセレクションのミックスをダウンロードすることができるのだ。
DJが自分がiTunes Storeから購入した楽曲を用いてミックスリストを作成する。それをiTunes画面から公開設定をするだけというシンプルなものとなっている。ミックスが売れると、DJにはアフィリエイト報酬として、売り上げの数パーセントがバックされる。当然その楽曲を制作したアーティストにも楽曲の売り上げが入るので、これまでグレイゾーンとしてアーティスト自身から黙認されてきた「ミックス」の合法版を作成できるという仕組み。(注:ミックスCDというのは正規ライセンス版でない限り、ほとんどがアーティストへの報酬が支払われず、それをミックスしたDJのみがフィーを得るものとなっている。しかし大多数のアーティストがプロモーションが促進されるということで、多くはこれを黙認しているのが現状)

これを発案したのは来年アーティスト活動20周年をむかえる「Kyoto Jazz Massive」の沖野修也氏だそうで、数年前にiTunes本社へ行って、直談判した末、この企画の発動に漕ぎつけたそうだ。

そんな沖野修也のiMixは毎月25日にWEBマガジン「OPENERS」にて公開されている。世界初、業界初のマンスリー・コンピレーションとなっており、彼の最新のプレイリストを世界中どこでもチェックできるという優れものとなっている。

今月も25日を過ぎ最新のiMixが公開されたところなので、早速チェックしてみてはいかが?先日開催されたMOODYMANN来日公演でのDJプレイに触発された(と思われる)プレイリストは一聴の価値あり。
曰く「ゴスペル・テイストのデトロイトテクノで始まり、ディスコ、ブギーへと移行。そして、ロックでポップなヒップ・ホップを通過して、ソウルへと辿り着く音楽の旅。ジャンルだけでなく、勿論、時代も超越しちゃってます。題して"FUNKMENTAL JOURNEY"。」

ということで、音楽ビジネスの最先端を行く「iMix」、ぜひリスナーにもDJにもトライしてもらいたい。

■沖野修也セレクト for OPENERS iMix 12月号
http://openers.jp/culture/okino_shuya/vol_06.html

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