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カルチャーの港「GREENROOM FESTIVAL’18」へ行こう

好きなフェスティバルを3つ挙げろと言われたら、迷わず「GREENROOM FESTIVAL」を入れる。初めて行ったのは2011年。それから、よく足を運んだフェスであり、良い思い出しかないフェスだ。勇気を出して2011年に書いた記事を読んでみたが、こっ恥ずかしく、眉間あたりがムズムズしてくる。が、7年前の自分にしては、なかなか良いじゃないか。例えば、こんな一文があった。
 
“とりあえず、フードとドリンクを買ってステージとステージのちょうど真ん中の芝生に座り込む。一緒に行った友人はハンモックに揺られ、それだけで楽しいと言う。”
 
ああああ、恥ずかしい。少し補足すると、周りには横浜の都会的なビル群、赤レンガ倉庫、東京湾、大きな客船、ファミリー、カップルなどが。暖かい日差しが降り注ぎ、世代、ジャンル問わず、さまざまグッドミュージックを奏でるミュージシャンの音楽が鳴り響く。私たちは、その真ん中にいた。
 
今年も5月26日(土)、27日(日)に横浜赤レンガ地区野外特設会場で開催され、私は妻と友人夫婦と行く予定だ。どちらの日程にするかは、友人夫婦と要相談だが、先日発表された最終ライナップを見るたびに、はぁ〜と悩まされる。
 
26日(土)には、Jimmy Cliffをはじめ、ハナレグミ、EGO-WRAPPIN’、THE King ALL STARS(加山雄三、佐藤タイジ、スチャダラパー、タブゾンビなど)、SOIL&”PIMP”SESSIONS、七尾旅人、スガ シカオ(solo)、WONK、小袋成彬、Port of Notes、DJ HASEBE、高木完、DJ NORI、Dazzle Drumsなどが。
 
27日(日)には、The Wailers、UA、大橋トリオ、水曜日のカンパネラ、MONDO GROSSO、MOROHA、D.A.N.、Ovall、KANDYTOWN、Chip Tanaka、DISCO MAKAPU’U(川辺ヒロシ / サイトウ”JxJx”ジュン)などが出演する。本当は「見どころはすべてです!」と全ラインナップ書いてもいいくらい。
 
それに音楽の他にも、アート作品の展示や映画の上映、ヨガやスラックラインの体験など、さまざまなカルチャーと触れ合うきかっけに溢れている。テラスハウスの大ファンの我が家としては、島袋聖南さんがヨガでラインナップされているのは見逃せない!!!
 
この「GREENROOM FESTIVAL」、初開催は2005年。開催当初は、1000人規模だった来場者数も、今では11万を超えるという。サーフカルチャー/ビーチカルチャーをルーツに持ち、このフェス、音楽、アートを通じ、“海やビーチのライフスタイルとカルチャーを伝え、子どもたちに大切なビーチを残していきたい”という願いが込められている。また、このフェスは、横浜の街フェスとしての役割も担っていると私は思う。会場の出入りが自由ということが大きく、赤レンガ倉庫内で食事をしてもいいし、海沿いを散歩するのもいいだろう。少し足を延ばせば中華街だっていける。遊ぶ側にとって窮屈でないのは、とても嬉しい。開放的で自由度が高いということ、音楽、アート、スポーツなど、さまざまなカルチャーが混在している内容。さまざまなカルチャーを受け入れてきた港町・横浜ならではの開けたフェス。「GREENROOM FESTIVAL」は、私にとって、そのような印象だ。
 
開催まで4週間。4週間もあるなんて考えていたら、あっという間に当日を迎えてしまう。早く友人夫婦とのミーティングを設けなくては。開催の1週間前に大きな仕事も納品予定なので、(無事に終わることを願うばかり)自分へのご褒美として両日行ってもいいかもなぁ……
 
最後に、タイムテーブルも本日発表された。以下は絶対に見たいアーティストを各日で3組ずつピックアップしてみた。読者の皆さんの参考になればと思います。これも絞り込むのが難儀だったなぁ……



ジャズ、ソウル、ヒップホップなどさまざまな音楽に影響を感じさせるエクスペリメンタル・ソウルバンド。昨年は、東京JAZZやSUMMER SONIC 2017にも出演。今もっとも注目を集めるバンドのひとつ。


宇多田ヒカルのアルバム「Fantôme」収録曲「ともだち with 小袋成彬」にゲストボーカルとして参加。伸びやかな声と挑戦的なサウンドデザイン、文藝の薫り高き歌詞が特徴。ソロデビューアルバム『分離派の夏』をリリースしたばかり。


ボーカリスト畠山美由紀とギタリスト小島大介によるデュオ。ジャズ、AOR、ボサノヴァなどの要素を取り入れたアコースティックスタイルが特徴。昨年12月に、久しぶりとなる新曲「トラヴェシア」を発表。


今年10周年を迎えるアコースティックギターのUKとMCのアフロからなる二人組。MCはポエトリーディングで、人間の弱さ醜さを含めた真実に迫る音楽をかき鳴らしている。


昨年、4年間の活動休止期間を経て復活したOvall。ディアンジェロやに象徴されるネオソウルやJディラのようなヒップホップを軸に、新世代のジャズやシティーポップなど、今ブームを迎えている音楽の中心にいるバンド。今年のフジロックに出演が決定している。


BAD HOPと並び、今もっとも人気のある東京を代表するヒップホップクルー。ラッパーのIO、YOUNG JUJU、DIAN、MUD、ビートメイカーのNeetz、MIKIなど総勢16名にもおよぶ。


会場の空気感をよく捉えた昨年のアフタームービ。


GREENROOM FESTIVAL’18
http://greenroom.jp/