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ドイツでクラブが「文化施設」として再認定、美術館やオペラハウスと同等の法的地位に

 ドイツでクラブやライブ・イベント会場を「文化施設」として再認定することが可決。美術館やオペラハウスと同等の法的ステータスに変更となった。

 ドイツの多くのナイトクラブは、これまで風俗店やカジノなどと同様に「娯楽施設」として分類されていたが、今回の法的地位の変更により、現在問題視されているジェントリフィケーションから保護されることになる。また、文化施設認定によって営業エリアが広くなるほか、税制上の優遇措置も受けられるようになるとのこと。

 今回のステータス変更は、クラブのオーナーや支援者の集まりである委員会「Clubcommission」の取り組みの成果もあって成し遂げられた。clubberiaでも昨年こちらの記事で取り上げたが、クラブのメッカとしても有名なベルリンでは、住民からの騒音クレームや市街地の高級化によって、過去10年間で100軒を超えるクラブが閉店。こういった現状を打開するためにも、本委員会は15ヶ月間以上にわたって様々なキャンペーンを行ってきた。

 「Clubcommission」の最高経営責任者であるPamela Schobeßは、今回の変更について「ナイトクラブは、文化的・経済的な生活に不可欠なものとして、街のアイデンティティを形成する文化施設です。今回の決定によって都市や地域が生き生きと暮らせるようになり、文化的な場所をジェントリフィケーションから守ることができるようになった。」と述べている。 


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