『UNIVERSE 1956 -』プロジェクトとは?
第二次世界大戦での敗戦を経て社会が復興に向け急速に変化していく1956年、キャバレー、ダンスホール、宴会場等を 併設した一大歓楽施設として、大阪・千日前に誕生した「味園 ユニバース」ビル。65年を越える歴史の中で、外観や内観も然り、様々な業種・業態への変遷を経て、00 年代以降は新たなライブスペースとして再注目され、現在は個性的なバーが入居する「サブカルチャーの聖地」としても知られる。未だ当時の時代性を残しつつ独自文化を発信し続けている伝説のビルだ。
共同プロジェクトメンバーCOSMIC LABは、このビルの先人たちの「目にしたい現実は自分たちで創り出してみる」という DIY精神を受け継ぎ、少し先の未来を投影する想像空間として、味園ユニバースを新たな宇宙・メタバースへと拡張させる。
オンラインコンテンツを順次展開
65年の歴史を往来する『Dive into the Universe』では、リアリスティックで没入感のあるヴァーチャル空間を構築。自由自在に回遊できる3D空間には、本邦初公開となる当時の建築スケッチ、写真、音源などの秘蔵資料をギミックたっぷりに楽しめるオンラインギャラリーや、現在の味園ユニバースをツアーできるMatterportギャラリー を展開。
『Live from the Universe』は音楽ベニューとしての文化的背景もアップデートすべく、最盛期のキャバレー・ユニバースをフルCGで再現し、DJやミュージシャンを迎えたライブをバ ーチャル空間からオンライン配信。配信日は、公式SNSより随時発表される。
さらに『DOMMUNE特別番組』の放送も決定し、DOMMUNEとの特別プログラムが12月21日(火)より生配信。オルタナティヴ・サイドか らメタヴァースを考察し続けてきた渋谷 PARCO9F「SUPER DOMMUNE」と、大阪「COSMIC LAB 」から中継したライブショーケースが融合した一夜となる。
写真展『The Universe in a New Perspective』 では、akashi Hamada、Wataru Kitamura、Takuya Rikitake、Naruki Kaneyamaら4名の新進気鋭フォトグラファーが現代の味園ユニバースビルを新鮮な視点で切り取った写真を展開。「Virtual Universe」内でオンラインで公開されるほか、味園ビル2Fの「individual 夜香」でのリアル展示も同時開催される。全作品を収録した完全数量限定の写真集も発売予定とのこと。
12月6日(月)12時からグランドオープンとなっているヴァーチャルプラットフォーム「Virtual Universe」。続報を楽しみに待とう。
■UNIVERSE 1956 -
主催:「味園ビル」3DVR化プロジェクト製作委員会企画制作:COSMIC LAB / epigram inc.
協力:公益財団法人大阪観光局 / 味園ユニバースビル / ARCHI HATCH株式会社 / 株式会社フェイス・プロパティー
グラフィックデザイン: 河野未彩
*観光庁『来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業』採択事業
公式サイト
https://www.universe1956.com/