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「Movement 2010」のクリエイティブディレクターにCarl Craigが就任

Carl Craigがデトロイトで行われる大規模テクノフェスティバル、「Movement 2010 Festival」のクリエイティブディレクターに就任することが決定した。

Carl Craigは元々、このフェスティバルの第1回目、当時「Detroit Electronic Music Festival(DEMF)」として知られていたころの立ち上げメンバーの一員であったが、第2回目が開催される前の2001年に、複数のアーティストを確保することに失敗したということにより、当時イベントプロデューサーであったCarol Marvinに解雇された。
告訴などの険悪な状況が両名の間で勃発してはいたものの、Marvinが去ってからの2002年以降も、Carl Craigはフェスティバルに対し不動の協力を保ち続けていた。2001年のニュース記事にCarl Craigはこう語っている。「このフェスティバルは最高のアイディアに基づくものだ。僕が1人の人間とぶつかり合っているからといって、僕のフェスティバルに対する思いが壊されるわけではない」
現在まで、このような思いに基づきCarl Craigは音楽的な観点から同フェスティバルの調整を行ってきており、Tortoiseなどのポストロック勢やDe La SoulとThe Rootsなどヒップホップ勢など「エレクトロニックミュージック」のアイデアを拡大させてきた。そして彼は新しいクリエイティブディレクターの任務でも同様の感性を持ち入りアーティストのブッキングとフェスティバルのブランドイメージまでを手掛けることとなるだろう。

Paxahauの社長Jason Huvaereは、Carl Craigの参加に対して喜びを隠し切れない。
「Carlは特別なミュージシャンであり、そして使節としての才能においてもほかに右に出る者はいない。エレクトロニックミュージックのファンたちがMovementに望むことを理解し、そしてそれをフェスティバルに取り入れてくれるだろう」


■Movementオフィシャルサイト
http://www.paxahau.com/p4x4hau/index.php