6月21日。1年のうちで昼間がもっとも長い夏至の日、 “音楽の祭日” Fete de la Musiqueが今年も開催された。
“音楽の祭日” Fête de la Musiqueは1981年に文化事業振興を目的に発足された音楽の祭典で、パリ市を始めとして世界13都市で毎年夏至の当日に同日開催される。この日の協賛音楽イベントは、入場料を全て無料にしなければならないとされていて、ここベルリンでもこの日は一日中、街中で無料コンサートやフリーパーティが行われている。
公園や広場や会場のみならず、ストリートや駅の階段でまで、さまざまなバンドがパフォーマンスを繰り広げたり、即席クラブテントが生まれたりと、ありとあらゆる数えきれない程の催し物がそこかしこで行われ、街は大にぎわいだった。
ベルリン東側にあり、フリーマーケットが行われる事でツーリストにも有名な公園、マウワーパークの中にはこの日ステージが用意され、Kissogram、Warren Suicide、Zpyz、MEDIENGRUPPE TELEKOMMANDER、Marteriaといったベルリンをベーストするアーティストたちがライブパフォーマンスを披露していた。
トリを飾ったのはJazzanova。ヨーロッパフェスティバルツアーの一環としてここでも貴重なバンドでの登場で、ゲストボーカルにPaul Randolphを迎えての豪華なステージを披露していた。
あいにくの土砂降りにも関わらず、会場は超満員。笑顔が飛び交うフロアで傘をさすのも忘れて音に身をゆだねた。
アートと音楽に溢れた、自由で開放的な感性がそこかしこで表現されたにぎやかなこの日を、すべてのベルリナーがそれぞれおおいに楽しんだようだ。
■Fete de la Musique
http://www.fetedelamusique.de
■Jazzanova
http://www.myspace.com/jazzanovask
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