Berliner Morgenpost紙によると、ベルリン・フリードリッヒスハイン地区の火力発電所跡地にそびえ、近年世界一のクラブとして有名になったクラブ「Berghain(ベルグハイン)」が、政府の予算会議にて、旧東ドイツの国家資産から、120万ユーロの助成金を受け取ることが、2009年12月に決まった。
助成金は、ベルリン全体で1500万ユーロを分配され、その助成金を受け取る団体のリストに、Ostbahnhofにあるクラブ「Berghain」の名が挙がっているとのこと。Berghainはその助成金を施設の改修に当てるようで、改修後は2500人の収容が可能になる予定だそうだ。
なお助成金はこのほかに、130万ユーロがヴールハイデの鉄道とFEZの劇場の修復費に、80万ユーロがフリードリッヒスフェルデの動物園の象の檻の屋根の修復&清掃に、約53万ユーロがフリードリヒ・ルートヴィヒ・ヤーンのスポーツ競技場の敷地の修復に、45万ユーロがベルリン・ホエンシェーンハウゼン記念館や、ベルリンの壁追悼施設にそれぞれ使用されるとのこと。
ドイツキリスト教民主同盟(CDU)はこの支援に対して反対の意を示しているが、文化国務長官Andre Schmitzはこれに対し「ベルリンは革新的な場所が必要だ」と支持を表明している。また文化委員長を務めるAlice Strover(緑の党)は、古い文化や建物を守るためには、より多くの支援が必要だとこの内訳に対して批判をしているほか、Michael Braun(ドイツキリスト教民主同盟)は、当時の東ドイツの政党であった、ドイツ社会主義統一党による独裁政権による犠牲者も考慮するべきだとの見解を示している。
■Berghain erhalt 1,2 Millionen aus DDR-Vermogen(独語)
http://www.morgenpost.de/kultur/berlin-kultur/article1215927/Berghain-erhaelt-1-2-Millionen-aus-DDR-Vermoegen.html#reqRSS
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