パイオニアが、DJミキシングパフォーマンスに新たな音楽を生み出すことができるインターフェイスとCDJ-2000をはじめとするマルチプレーヤーとのリンク接続が可能になる「PRO DJ LINK」機能、そして96kHzサンプリング、32bitD/Aコンバーターおよび24bitA/Dコンバーターを搭載した、フルデジタルプロフェッショナル・パフォーマンス高性能DJミキサー「DJM-2000」を発売する。
このモデルは、クラブスタンダードであるDJMシリーズの基本レイアウトを踏襲しつつ、より個性的なパフォーマンスが可能なインターフェイス部を本機の中央部に大きくレイアウト。業界初の 5.8インチの大型LCDマルチタッチパネルによる「TOUCH PANEL EFFECT」では、エフェクト効果を目で確認しながらの操作ができ、また、DJが直感的に音を変化させることができる「BEAT EFFECT」「INST FX」を搭載し、リアルタイムで自由度の高い演奏が複数の機材を接続することなく可能になる。
また「PRO DJ LINK」機能により最大4台の「CDJ-2000」「CDJ-900」からの楽曲情報の共有や、最大2台のコンピュータの接続が可能となり、コンピュータを使用するDJの交代がスムーズに行えるとのこと。またUSBオーディオインターフェイスが内蔵され外付けのオーディオインターフェイスが必要なく最大4系統のオーディオ信号を入力することができる。
ネットワークの普及とともにMP3などさまざまな音楽ファイルがプレイされ、使用機材の多様化と共にDJブース内の機材構成や設置機材が複雑になってきている近年だが、「DJM-2000」の登場により、この一台でスマートな音源の接続が可能となり、また新しい音楽の楽しみ方が生まれることだろう。
発売は2010年6月、価格はオープン価格となる見通し。
「DJM-2000」主な仕様
チャンネル数 /オーディオ 4チャンネル、 マイク 1チャンネル
入力端子/ CD/LINE×6(RCA)、PHONO×2(RCA)、DIGITAL IN×4(COAXIAL)、MIC×1(天面XLR&1/4 inch PHONE兼用×1)
出力端子/ MASTER OUT×2(RCA×1、XLR×1)、BOOTH OUT×1(1/4 inch PHONE)、HEADPHONE MONITOR OUT×1(天面1/4 inch PHONE)、REC OUT×1(RCA)、DIGITAL OUT×1(COAXIAL)
その他の端子/ SEND×1(1/4 inch PHONE)、RETURN×1(1/4 inch PHONE)、MIDI OUT×1(5P DIN)、CONTROL×2(φ3.5MINI JACK)USB B端子×1
LINK端子×6
サンプリングレート 96 kHz
D/Aコンバーター 32 bit
A/Dコンバーター 24 bit
周波数特性 20 Hz ~20 kHz
全高調波歪率 0.004 % 以下
S/N比 107 dB (LINE)
ヘッドルーム 19 dB
使用電源 AC 100 V (50/60 Hz )
消費電力 40 W
最大外形寸法 430 mm (W)×409 mm (D) ×107.9 mm (H)
本体質量 8.5 kg
【DJM-2000商品情報】
http://pioneer.jp/cdj/products/mixer/djm2000.html