デトロイトで開催されるテクノのビッグフェスティバル「Movement」の出演アーティストラインナップが公開され、その中でRicardo Villalobosの出演が発表された。
「Movement」はテクノ発祥の地とされるデトロイトのダウンタウンエリア内"Hart Plaza"で毎年5月に開催されるフェス。土曜日から月曜までの開催期間にのべ100,000人もの来場者が訪れるという、世界でも有数のテクノフェスティバルとして知られる。
今年の「Movement 2010」には、すでにRichie Hawtin によるPlastikmanやKevin Saunderson率いるInner Cityがメインアクトとして出演発表されていたが、今月に入りさらにRicardo Villalobosの出演もアナウンスされた。Ricardo Villalobosは2002年のデトロイト公演以降、USでの公演を頑なに拒否し続けてきた経緯があり、そこには戦争反対のメッセージやUS政府批判が含まれていた。しかしブッシュからオバマへと政権が変わったこともあり、「今回の公演はあくまで『Movement 2010』のためだけのものである」とのアナウンスつきで、出演が決定した。彼の方針も方向転換をむかえるときがきたということかもしれない。8年ぶりに行われるRicardo VillalobosのUS凱旋ショーケースに期待したい。
■Ricardo Villalobos
http://www.myspace.com/ricardococoon
■Movement 2010 オフィシャルウェブサイト
http://www.paxahau.com/movement