アバンギャルドジャズからクラブシーンを熱狂させるダンスミュージックまでをカバーし、カリスマ的な魅力を放ち続ける菊池成孔。その菊地が率いるバンド「DCPRG(DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN)」が、9月21にジャズの名門レーベル"Impuls"から、初のメジャーリリースを果たすことが明らかとなった。同レーベルからアジア人がリリースするのは初。
DCPRGは、1999年に結成。CDJ、トランペット、ギター、ベース、パーカッション、サックス2人、ドラムス2人、キーボード3人と11人編成のバンド。バンドリーダーである菊地成孔は、ここではサックスを吹かず、CDJとキーボードを担当すると同時に、客に背を向けてメンバーをしきる姿は、指揮者のような独特の雰囲気を醸し出している。 音楽の方向性としては、ジャズの帝王マイルス・デイビスのエレクトリックファンクと、菊地成孔マナーが織り成す刺激に満ちたファンクミュージックを展開している。
今回のアルバムの発売元"Impuls"は、1961年に設立され今年で50周年をむかえた、米国に本拠地を置く老舗レーベル。
かつては、マイルス・デイビスと並ぶ、20世紀のジャズ界最大のカリスマ、ジョン・コルトレーンや、名実ともに近年No.1のテナーサックスプレイヤーのマイケル・ブレッカーなどが在籍していた。現在は過去のカタログを再発するのみだったが、久しぶりの新作が「DCPRG」のアルバムとなった。なお内容は、6月6日(月)に恵比寿"LIQUIDROOM"で行われた最新ライヴを収録した2枚組ライヴアルバムとなっている。
今週末7月30日にはフジロックフェスティバルへの出演。翌31日には恵比寿"LIQUIDROOM"、9月2日には「東京JAZZ 2011」など、アルバムリリースに先がけて精力的にライヴ活動を展開していく。アルバムの詳細は下記のとおり。
菊地成孔DCPRG「Alter War in Tokyo」
発売日:9月21日(水)
レーベル:Impuls
品番:UCCJ-2091/2
価格:¥3,000円(込)
収録予定:
01.ジャングル・クルーズにうってつけの日
02.Catch 22
03.New York Girl
04.Playmate at Hanoi
05.構造 1 (現代呪術の構造)
06.ホーチミン市のミラーボール
公演予定:
7月30日(土) 新潟・FUJI ROCK FESTIVAL ’11
7月31日(日) 東京・GAP(golden after play)
9月02日(金) 東京・東京JAZZ 2011
■菊地成孔
http://www.kikuchinaruyoshi.net/
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