2006年10月にRichie HawtinのドキュメンタリーDVDをリリースしたエレクトロニックミュージック雑誌「Slices」が、今度はジャーマンテクノシーンをとらえたドキュメンタリーをリリースする予定だとか。内容は1988年から今日までのジャーマンテクノシーンの歩みをつづるもので、ケルンやフランクフルト、ベルリンでどのようにテクノムーブメントが形成されていったかにスポットを当てるとか。
デトロイトのJuan Atkinsが初めて「Techno」という言葉を使い、そこからテクノが始まったという説がありますが、実はドイツで始まったという説もあります。1982年、フランクフルトの駅地下にあったTalla 2XLCのレコードショップで、彼が膨大な量のレコードをジャンルごとに分類する際に、より「テクニカルな」エレクトロニックミュージックのレコードを「Techno」という言葉で分けたことに始まったという説です。
1984年にはSven Vathがテクノのみプレイするクラブ、その名も「Technoclub」をオープン。1989年には東西ドイツの統一によって、東側に数多くあった家賃がかからない場所がクラブに利用されるようになり、ジャーマンテクノシーンは一挙に成長するようになりました。シーンがもっとも成長した画期的なできごとといえば、1990年に初めて開催されたLoveparadeで、これはテクノが世界的ブームを巻き起こすきっかけともなりました。
本編ではたくさんのジャーマンテクノDJのインタビューなどを通し、この流れをつづっていくとか。このDVDは現在制作中でリリースはまだ未定です!でも観たい!
(3月8日 Enerylgab)
■Slices
http://www.eb-slices.net
■Enerylgab
http://www.energylab.de/wordpress/?p=4299
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FEB
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