電気グルーヴの軌跡を追ったドキュメンタリー映画「DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~」が今年の12月に全国で公開される。
今年2月にリリースされた電気グルーヴのシングル『Fallin' Down』の初回盤DVDに収められたトレイラー映像で、本作の監督であり「モテキ」などの映画を手がけてきた大根仁が彼らの“映像作品化”を告知していたが、7月13日に行われたワンマンライブ「LIQUIDROOM 11TH anniversary」のアンコール後に流れた予告編によって映画の公開が正式に発表された。
本作には、2014年の「FUJI ROCK FESTIVAL」で披露されたライブの映像を中心に、メンバー本人や縁の深いアーティスト、スタッフ、業界関係者のインタビューや、大阪“十三ファンダンゴ”で行われた結成後初のライブをはじめとする過去のさまざまな記録映像などを収録。結成からデビュー、メンバーの脱退、そして活動休止と再開など、電気グルーヴの25年間におよぶ歴史を総括するヒストリー&ドキュメント作品に仕上がっている。 なお今回の映画製作について大根仁監督のコメントが公開されている。
-大根仁監督コメント-
いちばん面白くて、いちばん狂っていて、いちばんカッコ良い先輩たちは、同時にいちばん近づきたくない、すなわちいちばん仕事をしたくない存在でした。
昨年春、この映画の企画をマネージャー道下氏に告げられたとき、それは赤紙招集のような、恐怖新聞が届いたような気持ちでした。昨年のフジロックフェスティバルから撮影を始めて、過去25年分の膨大な映像素材(250時間、5テラ!!!)をチェック&チョイスして、本格的な編集をスタートさせたのが桜咲く頃でしたが、電気グルーヴのヒストリーを2時間やそこらでまとめることなんかできるわけないじゃないですか!!! さらに最近会った卓球さんは「頼んだ覚えはない」、瀧さんには「まかせる。出来上がりを観て文句を言う」と…。誰かこの仕事代わって!!!
※コメントより一部抜粋
- Movie Information -
公開日 : 2015年12月
監督 : 大根仁
出演 : 電気グルーヴ(石野卓球、ピエール瀧), 天久聖一, Andi Absolon(元ヨーロッパブッキングエージェント), ANI(スチャダラパー), Bose(スチャダラパー), CMJK, DJ TASAKA, 日高正博(株式会社スマッシュ代表取締役), ケラリーノ・サンドロヴィッチ, 道下善之(株式会社ソニー・ミュージックアーティスツ), 中山道彦(株式会社ソニー・ミュージックアーティスツ代表取締役), 小山田圭吾, SHINCO(スチャダラパー), 砂原良徳, 山口一郎(サカナクション), 山根克巳(LIQUIDROOM), 山崎洋一郎(『rockin'on JAPAN』総編集長), WESTBAM
写真は7月13日に行われたワンマンライブ「LIQUIDROOM 11TH anniversary」の時のもの。
Photo: Miyu Terasawa
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