タワーレコードの歴史を描くドキュメンタリー映画「All Things Must Pass」のトレイラーが公開された。
トム・ハンクスの息子であり、俳優として「キング・コング」、「オレンジカウンティ」などに出演しているコリン・ハンクスが監督を務める本作品は、クラウドファンディング サイトKICK STARTERにて$92,025(約11,160,000円)の資金を集め制作が実現した。
本作では、1960年にカリフォルニアに1号店がオープンし、その後カナダ、イギリス、シンガポール、タイ、イスラエル、メキシコなど世界各国に進出したが、2006年に業績が悪化し破産を申請するに至ったタワーレコードの波乱に満ちた歴史が描かれている。業績悪化の背景にはオンライン上で音楽の視聴が可能になり、音楽の販売形態そのものの変化があったためと言われているが、原因はそれだけではなかったようだ。なおタワーレコードは2002年に日本法人を売却し、タワーレコード株式会社が国内の運営を行っているため米国のタワーレコードとの資本関係は無い。
出演はタワレコ創業者であるRussell Solomonのほか、Elton John、Bruce Springsteen、そしてタワレコで働いていた経験もあるというFoo FightersのDave Grohlら。町中の音楽好きが集まり常にパーティーのような雰囲気だったという当時のタワレコの様子を語っている。本作はアメリカで10月16日公開予定。
「All Things Must Pass」トレイラーは下記サイトで視聴可能。
http://trailers.apple.com/trailers/independent/allthingsmustpass/
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