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日本人リバイバルは続く。Osamu Sato、15年ぶりの新作がベルリンのレーベルからリリース

 寺田創一の作品が24年の時を経てアムステルダムのRush Hourから再発されたり、浅川マキの作品がロンドンのHonest Jon’s Recordsからリリースされたりと海外における日本人アーティストのリバイバルが続いている。そして次は日本のマルチメディアアーティストOsamu Satoがアルバム『All Things Must Be Equal』をベルリンのレーベルSleepersからリリースされる。


 Osamu Satoは、1993年から1998年にかけてPC用ゲーム「東脳」やPlayStationソフト「LSD」をプロデュースした人物で、ゲームデザイナーでもあり、作曲家でもあり、いわゆるマルチメディアアーティストだ。「LSD」にいたっては、サントラ盤 CD に数万円の高値がついたり、ブートレグのカセットが出回ったりするほど人気を博した。今年に入り全英チャート1位も記録したことがあるロックバンドALT-Jがアルバムジャケットに「LSD」のアートワークをフィーチャーしたいと本人に連絡もあったそうだ。


 15年ぶりにリリースされる『All Things Must Be Equal』には、ブルースの巨人ハウリンウルフのボイスを使った新曲「Wolfukadelic」、 90年代に制作された坂本龍一との共作、「LSD」、「東脳」のテーマのリワーク曲などが収録。マスタリングは砂原良徳が担当している。


 レーベルSleepersはレトロな雰囲気のするエレクトロニックサウンドを中心にリリースを進めている新進気鋭のレーベル。Sleepersからリリースはアナログ盤のみで今年6月を予定。日本盤はCDのみで4月5日にリリースされる(アナログ盤とCD盤では内容が若干異なる)。また発売を記念し4月1日から23日にかけて東京・新宿B Gallery(BEAMS Japan 5F)で佐藤理の展覧会「All Things Must Be Equal / Photo Not Photo」が開催されている。なお、3月31日から本作がBEAMSで先行発売。購入者にダウンロードカードがプレゼントされる。


■作品情報
http://www.musicmine.asia/artist_satou_osamu.html

 

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