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Inter FM897 x TOWER DOORS x clubberia「World Marketz」
放送アーカイヴ Vol.11

WORLD-MARKETZとは?

『世界のアーティストとレーベルを音楽を介して有機的に繋ぐ』をコンセプトに、2017年に誕生した音楽コミュニティ。これまでにオランダ、スペイン、インド、韓国など各国のDJやレーベルとの交流を推進。そのフラッグシップとなるInterFM897で毎週木曜日夜8時からお届けするするラジオプログラム。
レジデントDJのCARTOONを中心に、タワーレコード株式会社が運営する楽曲のキュレーションメディア「TOWER DOORS(タワー・ドアーズ)」、国内最大のダンスミュージックポータルサイト「 clubberia (クラベリア)」とメディア連動していく。


【radiko】
http://radiko.jp/#!/ts/INT/20200716200000

【公式Twitter】
https://twitter.com/897World

 



Cartoon(以下、C):InterFM897 WORLD-MARKETZ。DJのCARTOONが生放送でお送りしています。今日はクラベリア代表、DJ Pi-Geさんこと、高田恭男さんに来て頂いています!

Pi-Ge(以下、P):よろしくお願いします!

C:今日はリスナーの皆さんに「好きなアーティストに今どんな支援をしてますか?」という質問をしていますが、

ラジオネーム「ポンコツ太郎」さんから
「正直、僕はあまり財力がないので、精一杯好きなDJのSNSを拡散しています!これから皆さんの活動が活発になり、リアル開催され次第、全力で応援していきますので、DJ Cartoonさん、DJ Pi-Geさん是非、リアルイベント楽しみにしています!」

P:ありがとうございます!!

C:ラジオネーム「梅雨はいつ明けるの」さん
「先日、好きなアーティストがTwitchで配信されていたので、微々たるものですが投げ銭をさせて頂きました。」

結構、やっぱり投げ銭とかで皆さん応援したりしてますね!WORLD-MARKETZが始まった頃にコロナ禍でのオンラインイベントの話をピックアップしましたね。
今日は、クラベリアにも記事が上がっていましたが、文化庁が新たな支援制度について発表し、そのことについて番組で文化庁に取材しましたので、内容についてご紹介したいと思います!

<質問>:標準的な取組みを行うフリーランス向けには20万円。より積極的な取組みを行うフリーランス向けには最大150万円とありますが、それぞれクラブDJの活動にこの枠組みを当てはめるとしたら、どうなりますか?

<回答>従来やっている活動であれば、20万円の簡易な手続き。もっとお金がかかること(動画配信など)をやりたいということであれば、計画書を提出し、150万円の申請をして頂く。

この動画配信はまさにPi-Geさんやられてるじゃないですか!

P:そうですね!これ申請しないとダメですね。こういうことは全くわからずだったので・・・。

C:クラベリアをやられているPi-Geさんですら、これからですから、日本全国のDJ、アーティストの皆さん、まずはクラベリアの記事をチェックして頂いて、文化庁のHPを見て頂ければと思います。

P:本当ですね!DJさんとかはどんどん申請して欲しいですね!活動資金にして頂きたいですね!

C:文化庁への取材内容の続きですが、
<質問>実際音楽関係者からはどんな問い合わせが来ていますか?

<回答>問い合わせはかなりもらっています。例えば、ステイホームをしていた3〜4月に、動画を見て勉強したり、既に自身の活動に関する配信をしていたという場合、対象になるのか?についてなどの問い合わせを貰っています。
こちらの問い合わせに対する回答としましては、事業計画書を作る際に、イベント自粛以降に活動を繋いできた様々な取り組みも対象になるよう、遡りも認めています。

ステイホーム期間中に頑張って配信機材を揃えましたよっていう事業者の方も是非、申請して頂けたらと思います。

ちなみにPi-Geさんは、ステイホーム期間中に買われた機材などはありますか?

P:小ちゃいミキサーを買いました!配信で使うiPhone用のものを買いました!やってみようと思って!でもモノラルしか出なくてびっくりしました(笑)

C:そういうことありますよね(笑)
さらに、文化庁への取材内容についてですが、
<質問>最大150万円の支援を受けられる小規模団体の活動継続支援について。クラブシーンにおいては、オーガナイザー、レコードレーベルは該当しますか?

<回答>フリーランスのオーガナイザーの場合、自信が関与したイベントや公演などの活動実績と、どのように関与していたかの説明が必要です。イベントの中身を作ることに携わっていることがわかれば、場合によってはプロモーターも対象になってきます。法人化しているレコードレーベルの場合は、前提として小規模団体なので従業員20人以下が対象となります。

P:インディーズのレーベルは大体そのくらいの人数でやられているところが多いと思いますからね!

C:いや〜、コロナ渦になったばかりの頃はドイツのメルケル首相が凄いと話しましたが、日本もさすがですね!皆さんも是非、こういった支援制度についてもチェックして頂けたらと思います!

P:この文化庁へのQ&Aに関しても後日、クラベリアでも掲載しようと思っていますので、聞き逃した人は是非、チェックしてみてください!

C:番組のtwitterにもアップしていきますので、そちらもチェックしてください!
メッセージをいただいておりますので、紹介していきます!

ラジオネーム「本日は晴天なり」さん
「アーティスト支援についてですが、グッズ販売などを行っているアーティストのグッズを買っております!まだまだ回復の兆しが見えませんが、これからも微力ながら支えていくつもりです。」

P:ありがたいですね!

C:続いて、ラジオネーム「ニシへヒガシへ」さん
「好きなアーティストの楽曲を積極的に購入しています。ただ、楽曲を購入しても、アーティスト側に入る売り上げは少ないと思うので、こういう時だけでもアーティストに売り上げの50%が入るとかになれば、もっと支援しやすいのになって思います。」

これ前にPi-Geさんが取り上げたBandcampではやられていましたよね?

P:そうですね!Bandcampはほとんど手数料なしでアーティスト側に入るという施策をやっていましたね!

C:CAMPFIREさんでもベニューを救おうみたいなプロジェクトは手数料なしにしたりしていましたね!
ここで僕とPi-Geさんから一曲ずつ紹介したいと思います!

P:Deadbeatの新曲です!「Check What Time It Is」

C:僕の方からは日本人のアーティストです!Keisuke Odaで「Heart Beat」

〜楽曲OA〜



C:InterFM897 WORLD-MARKETZ。DJのCARTOONが生放送でお送りしています。今日はクラベリア代表、DJ Pi-Geさんこと、高田恭男さんとお送りしています!

P:よろしくお願いします!

C:メッセージを紹介したいと思います!先ほど、文化庁が発表したアーティストの支援制度について紹介しましたが、

ラジオネーム「コロタ」さんから頂きました!
「日本でもアーティストへの支援制度がスタートしたとのことで安心しました。
かなり早い段階から支援が始まっていたドイツなどとはまだ文化に対する理解みたいなものが低いのかなとも思いますが、これきっかけで日本の文化に対する後押しが大きくなっていけば良いなと心から願っています。」

P:まさにですね!

C:続きまして、ラジオネームはありませんが
「初めてメールします!DJの端くれです。お金もさすがにやばいので、レコードを全部売ってデータにしようかと思います。テクノとかハウスを一番高く買ってくれるお店はどこでしょうか?」

P:切実な悩みですね・・・

C:僕も吉祥寺から引っ越す時に500枚くらい売りましたが、めちゃくちゃ時間かかりました!

P:この話題、実は今、みんな売ろうとしているんですよ!とあるレコード屋から聞きました!

C:マジっすか(笑)

P:もう既に順番待ちと言いますか、清算待ちっていう話を聞いています。どことは言えませんが。結構皆さん、売ってるそうです!

C:日本はかつて90年代に世界で一番良いレコードがあるなんて言われてましたが、今、また日本に良いレコードが多いんじゃないですか?(笑)

P:今、やばいですよ!僕の予想ですけど、秋口にレコード屋行ったらやばいことになっていますよ!

C:これは毎日ディスクユニオンに行かなきゃならないですね(笑)
今のDJの話に少し関わりもあるかと思いますが、最近クラベリアで気になる記事があったんですよね?

P:前回のWORLD-MARKETZでもお話しましたけど、2018年の記事でプロが選ぶDJ機材特集を行ったんですが、その記事が2020年になってやたら見られていたんですよ!

C:紹介してくれましたね!コロナ禍でPioneerの記事が凄い見られていたんですよね!

P:そうなんですよ!その記事が気になったので、イケベ楽器さん(渋谷のPower DJ'sさん)に電話で問い合わせたところ、担当の方曰く、パイオニアのDDJ-400が圧倒的に売れたそうです。理由は安いからじゃないですかとのことでした。

やっぱり簡単に始められる機材なんでしょうね!

C:ある意味、コロナ禍になって裾野が広がることになっていますよね!

P:DJ教室やったら、めちゃめちゃ儲かりそうじゃないですか?オンラインとかでやったら(笑)

C:僕たちでやらないとですね(笑)

ここで、メッセージを紹介したいと思います!

ラジオネームはありませんが、
「クラブは営業を再開していますが、コロナの状況を考えるとまだまだ頻繁に通うのは難しいなと思ってしまっています・・・。
DJやクラブを支援する意味も込めて、遊びに行きたい気持ちもありますが、コロナの怖さもあり複雑な心境です。」

P:そうですね・・・。

C:自分の心の声をそのまま頂いた感じですが、クラブに行って支援したいなとか、大好きなスタッフがいたところに行きたいな、あの人に会いたいなっていうのはDJ以外のお客さんの中にもあるのかなと思いますね。
ここで、僕とPi-Geさんから一曲ずつ紹介したいと思います!

P:僕からはDJ Haus!最近リリースが好調ですね!彼の新曲なんですけど、リミックスがベルリンのSHEDというテクノのアーティストになります!「Bit Too Deep (SHED Remix)」

C:僕からはSeyGさんの「D.night」です!



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