いよいよ大詰めの段階に入っている、世界12都市を巡る「DIESEL:U:MUSIC」ツアー。10月1日に行われたロンドン公演では、市内中心部にあるウェストミンスター大学が会場となったのだが、なんと普段は学生たちが使う講堂を、一夜限りのライヴハウスへと作り変えるという大掛かりな演出を行ったそうだ。エントランス付近にはレッドカーペットが敷かれ、いくつものカメラがフラッシュを光らせてゲストをむかえ、特設のステージと大型LEDスクリーンを設置。天井には会場中を唸らせるスピーカーが吊るされていたとのこと。1500人収容可能な会場はオープン直後に満員となったそうだ。ラインナップはThe Big Pink、Young Fathers、The Terror Pigeon Dance Revolt!、HEARTSREVOLUTION、そして日本代表のAMWEら。AMWEのパフォーマンスでは、ディストーションをかけたような歪んだサウンドと強靭なキックが鳴り響く中歓声が沸き起こり、彼女は完全にロンドンのリスナーたちを虜にしていたそう。またライブ直後の彼女の楽屋には、この日ゲスト出演していたYoung Fathersのマネージャーが訪れ、彼女のパフォーマンスを絶賛。今後連絡を取り合うことを約束していったとのこと。INTERNATIONAL SELECTIONのThe Terror Pigeon Dance Revolt!は、恒例の着ぐるみでステージや会場を駆け回り、ついには壁へよじ登って運営サイドも呆れ果てたほどだったそうだ。「DIESEL:U:MUSIC」らしい破天荒なパフォーマンスに、会場の盛り上りは最高潮へ。HEARTSREVOLUTIONも負けじとシャウトするパンク精神むき出しのパフォーマンスを披露した。ゲストにはサマソニにも出演経験を持つThe Big Pink、そして前述のYoung Fathersが登場。プロらしい貫禄あるステージで観衆を魅了した。
「DIESEL:U:MUSIC WORLD TOUR DATE」
7月3日（金）＠ドイツ・ベルリン
7月30日（木）＠アメリカ・ニューヨーク
8月7日（金）＠日本・東京
8月14日（金）＠フィンランド・ヘルシンキ
9月11日（金）＠ノルウェー・オスロ
9月19日（土）＠フランス・パリ
9月26日（土）＠スペイン・マドリード
10月1日（木）＠イギリス・ロンドン
10月3日（土）＠中国・北京 ※諸事情により公演中止
11月12日（木）＠オーストリア・ウィーン
11月17日（火）＠アメリカ・マイアミ
11月26日（木）＠オーストラリア・シドニー
