Prins Thomasが待望のファーストソロアルバムを発表

Lindstrømと共に、ニューディスコ／コズミックシーンを牽引するPrins Thomasが、待ちに待たれたデビューアルバム「PRINS THOMAS」をリリースする。盟友LindstrømことHans-Peter Lindstrømとシェアしているオスロ郊外のスタジオで制作された本作は、昨年リリースされたLindstrømとの共作アルバム「II」の発表を経て、完成したソロアルバムとなっている。

デビュー直後から膨大な数のリミックス依頼と、世界中を飛び回るDJブッキングオファー、”FULLPOPP””INTERNAJONAL”という２レーベルの運営と、精力的に活動する彼が生み出した本作は、ジャケット写真のようにリラックスした等身大のPrins Thomasらしさが全面に打ち出された1枚となっている。

Lindstrømがキーボードで参加した「Wendy Not Walter」はフロアライクなトリップディスコチューン。
北欧特有の特殊文字をつかったノルウェー語タイトルの楽曲が多い彼だが、唯一ドイツ語を仕様したトラック「Sauerkraut」は、日本でも「ザワークラウト」として知られるキャベツの酢漬けのことで、クラウトロックの語源にもなったドイツの代表的な食べ物のこと。この楽曲にはTodd Terjeがなんとトランペットで参加したという経緯があり、ユニークなリズムのバレアリックチューンとなっている。

全体を通して、フロアを意識したDJらしい、アグレッシブなコズミックディスコ傑作アルバムとなっている。


「PRINS THOMAS/PRINS THOMAS」
2010年4月5日発売
OTLCD-1346
￥2,678（税込）

1. Ørkenvandring
2. Uggebugg
3. Slangemusikk
4. Sauerkraut
5. Wendy Not Walter
6. Nattønsket
7. Attiatte
 
PRINS THOMAS　myspace
http://www.myspace.com/prinsthomas

■「PRINS THOMAS/PRINS THOMAS」（what people play）
http://www.whatpeopleplay.com/albumdetails/null/id/20653