今年の応募総数は過去最多となる6,000通以上。2013年度のニューヨーク開催と比べると約1.5倍となった。その中から狭き門を潜り抜けたのは、たったの60名。日本からは、東京のダイナーで仕事に励む傍ら、プロデューサー兼マルチプレイヤーとして音楽を制作し、Albino Soundという名義で発表している梅谷裕貴。デジタルな楽曲に、生の琴やギター、フィールドレコーディングを足し、優雅でデリケートながら意志の強さを感じさせる音楽に仕上げて、自身の文化的アイデンティティと深く調和している人物Haioka。レーベル<100% Silk>や<Big Love>からリリースした楽曲で知られる日本人女性のSapphire Slowsの3名。
「RED BULL MUSIC ACADEMY TOKYO 2014」は、10月12日(日)から11月14日(金)までの約1ヶ月間の期間中、東京都内の至るところで国内外の著名アーティスト、さまざまなジャンルのパイオニア、気鋭の若手アーティストたちにより、DJ&ライブ、アートインスタレーション、レクチャー、エキシビションが昼夜を問わず繰り広げられる。まさに音楽カルチャーの祭典といえる「RED BULL MUSIC ACADEMY TOKYO 2014」の全貌は、8月初旬に明かされるとのこと。
今回の参加者発表を機に、これまでのRBMA史上の応募者と参加者の分析結果を楽しみながら垣間見れる、インタラクティブ性のあるウェブサイトが公開。いろいろなサプライズが仕込まれているので、様々なアイコンをクリックしてみてほしい。
■RED BULL MUSIC ACADEMY
また、2011年度の日本人卒業生 Yosi Horikawa をフィーチャーしたドキュメンタリー作品「LAYERED MEMORIES - searching for sound with Yosi Horikawa-」のティザー映像が公開された。本編のドキュメンタリー作品は、Yosi Horikawaの長年の夢であった鹿児島県 屋久島でのフィールドレコーディングを通して、彼の音楽的背景と哲学、自宅スタジオでの楽曲の制作過程など、創作活動のすべてが紹介されている。本編は8月初旬にRED BULL MUSIC ACADEMYのウェブサイトにて公開予定となっている。