Amazonのプライム会員が利用できる音楽ストリーミングサービスPrime Musicがアメリカに続きイギリスでも開始されることとなった。
Prime Musicは昨年アメリカで導入されたサービスで、プライム会員は追加料金を一切払うことなく音楽をストリーミング/ダウンロードすることができる。
3千万曲を超える楽曲数を誇る音楽ストリーミングサービス、SpotifyやApple Musicと比べ、Prime Musicは100万曲以上と少ない。しかし年間£120(約23,100円)かかるSpotifyやApple Musicに対し、Prime Musicはプライム会員費である年間£79(約15,200)そのままで、もともとのサービスである画像のクラウドストレージ、動画ストリーミング、電子書籍の利用などのパッケージに加え新たに使用できるストリーミングサービスとなっている。
Amazon Musicの主任Paul Firthは、「フリーの音楽ストリーミングサービスは度々広告に妨害されますが、広告の無いサービスに年間£120支払うことに躊躇する人もたくさんいると思います。だから£79のプライム会員費の中にこのサービスを組み込むことは会員にとって価値のあるサービスだと思いますし、実際に昨年Prime Musicを導入したアメリカのプライム会員の2/3がCD、レコード、デジタルミュージックのいずれかをAmazonで購入しているという結果も出ています」と語っている。
現在日本では、2004年に台湾のKKBOX Inc.社が開始したKKBOX、2013年にレコチョクが開始したレコチョク Bestに加え、今年に入りエイベックス・デジタルとサイバーエージェントが開始したAWA、LINEとエイベックス・デジタル、ソニー・ミュージックエンタテインメントが共同出資したLINE MUSIC、そしてAppleからApple Musicが登場するなど、音楽市場が大きく動く年となった。会員が利用できるサービスとして音楽ストリーミングを取り入れるという新しい試みを行っているAmazonを受け、今後のストリーミングサービスはどの様に発展していくのだろうか。
参照元:telegraph
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