Apple Musicが米・デジタルディストリビューター、Dubset Media Holdingsと提携。それにより、DJミックスやリミックス音源を楽しむことが可能になった。
レーベルから正式にリリースされた楽曲以外ストリーミングできないという状況は、クリエイターにとってもサービス側にとっても大きな痛手であった。IFPI(国際レコード・ビデオ製作者連盟)の調査によると、世界の20%のネットユーザーが違法のミュージックサービスで楽曲を視聴しているという。
そこで、Apple Musicが提携を結んだのが、米・デジタルディストリビューターのDubset Media Holdingsだ。このDubset 社では、「MixBank」という独自の音源解析ソフトウェアを使用。ミックス音源などに使用されている楽曲を認識し、レーベルとパブリッシャーにロイヤリティを支払っている。そのソフトウェアが信頼され、現在14,000以上のレーベル、販売元と契約を結んでいる。Dubset社とApple Musicが提携したことで、これまで著作権の問題で許可されなかったDJミックスやリミックス音源のストリーミングが可能になるのだ。
世界各国の400以上あるディストリビューターすべてに「MixBank」を導入することが、Dubset社のCEOであるStephen White氏の今後の展望。「今までミックスで使用されていながら埋もれてしまっていた何百万という楽曲に正当なロイヤリティが支払われることになれば、音楽業界の流れも大きく変わっていくだろう」と語っている。なお提携についての詳細は、来週以降に明らかになるという。
■参照もと:billboard
07
OCT
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