ーーclubasiaは現存する東京のクラブのなかでも20年という特に長い歴史をもっていますが、20周年を迎える今の心境を教えてください。また、マネージャーである藤川さんにとって“clubasiaらしさ”とはどのようなものでしょうか？
これまで来場して頂いたお客様、関わって頂いたイベンター様、演者様、並びに在籍していたスタッフがいてくれたからこそです。先人方の築きあげてきた土台なしには20周年はありませんので、記念すべき節目にclubasiaに在籍しているという幸福を感じています。今までのさまざまな伝説が回り回ってきており、よく20年も続いたなと思うのも事実ですが（笑）。
自分が入社してからの７年間、惜しまれつつ閉店を迎えるクラブをいくつも見てきました。その度に、同じ場所でやり続けていくことの難しさと、clubasiaの歴史を絶やしてはいけないという責任感を叩き付けられてきました。
働いている側の人間が語るより、来ていただいた方が感じるものが“clubasiaらしさ”なんじゃないかと日々思っています。clubasiaに限らずどのクラブにも言えることですが、体験しなければそのクラブの特徴などは語れないと思いますので、まずは足を運んでみてください。そこで感じたものが“clubasia”です。
ーーclubasiaでの思い出深いエピソードを教えてください。
入社前はクラブで働こうと考えたことはなかったのですが、幼馴染に連れられてクラブへ行き、店長を紹介されました。現在仕事をしてないと伝えたら、次の日から出勤……面接もなく、履歴書も封筒から出されていませんでした。そんなclubasiaでした（笑）。働くうちに先輩方がやってきたことを知ることができ、今も変わらずスゴイ場所だなと感じています
ーーこの日は、ベース ミュージックからヒップホップがサウンドのメインになっていますが、どういうパーティーにしようと思っていますか？
このパーティーはジャンルの壁を越えて、これまで開催してきたイベントや出演者様が主軸となっている企画日です。clubasiaスタッフと親交の深いアーティストの方々が多く出演してくださいます。アットホームな雰囲気でありながら、世界で活躍する方々のGOOD MUSICが鳴り響きますので酔いしれてもらえれば幸いです。
ーーこの日のメインのひとつにREBEL FAMILIAの出演があります。彼らは以前よりclubasiaのイベントによく出ていますが、彼らとの最初のコンタクトや思い出に残っているシーン、彼らのかっこよさなどのエピソードを教えてください。
入社して一週間が経った頃、ステージでREBEL FAMILIAのライブを見て衝撃を受けたのを覚えています。サウンドを聴いた瞬間に、彼らは何者なのだろう！？ と釘づけになりました。今思えば、その瞬間“REBEL”と出会わなければ、この仕事は続けていなかったかもしれません。渋谷？ いや日本！ から世界に誇れるアーティストだと痛感しておりますので、ぜひ聴いてもらいたいライブのひとつです。
- アーティスト紹介 -
【REBEL FAMILIA】
唯一無二の音を奏でるベーシスト秋本“HEAVY”武士と、気鋭にして最強と名高いサウンドオリジネイターGOTH-TRADによるユニット。カウントダウンや周年パーティー、さらにGOTH-TRADが率いるダブステップパーティー「Back To Chill」をはじめclubasiaに幾度となく出演。その中毒性のある低音とビートでシーンを揺らしている。
【DJ AYASHIGE】
ロックバンドWRENCHのフロントマンSHIGEによるソロプロジェクト。インドで洗礼を受け、ロックサウンドからトランス、テクノ、エレクトロ、ハウスなどダンスミュージックに方向を変え、精力的に活動。clubasiaでは毎月第4水曜日にレギュラーパーティー「SERVICE」を開催していたこともあり、縁のあるアーティスト。
■http://djayashige.com/
【XXX$$（XLII & DJ SARASA）】
ベース・ミュージックのキーレーベルCivil Musicで活躍するウクライナ生まれUK育ちのXLII (シリー)と、ハードコアかつ知識に裏打ちされたプレイで世界中をツアーする日本生まれNY育ちのDJ SARASAによるユニット。国内外でのフェスにも多く出演しており、多忙な2人。昨年2月にclubasiaで開催された前代未聞の12時間に及ぶイベント「東京ドリームランド」でのパフォーマンスも印象的。
■XLII Official : http://xliimusic.com/
■DJ SARASA Official : http://www.djsarasa.com/
【太華】
数々のビートボックスバトルを制し、日本で一番重たくブレスを操る男。長年の相方SharLeeとともにインターネットラジオ“ブレス式”をスタートさせ、2014年からはclubasiaにてMCタッグマッチ「AsONE」を主催している。
■http://breath-shiki.way-nifty.com/
【Doppelgenger】
今年2月に解散したレーベルGURUZの主宰を務めていた。2008年よりDJ Doppelgenger名義でダブステップ DJとしての活動を開始し、世界各国を放浪した経験をもとにワールド感漂う独自の音楽観を展開。2016年2月には、GURUZ主催イベント「ASYLUM」のセカンドアニバーサリーパーティーをclubasiaで開催し大きな注目を集めた。
■http://doppelgengertimezzz.blog12.fc2.com
【yuitty】
☆Taku Takahashi率いるblock FMオフィシャルパーティ「block party」をはじめ、DRY＆HEAVYプレゼンツ「IN TIME」のフロアオーガナイズ&レギュラーとしての出演や渋谷ヒカリエのオープニングアクトを務めるなど、さまざまな方面のイベントに出演。2009年からclubasiaで開催してきたクラブとショーの融合イベント「ANNA DiA by spice!」ではファッショナブルなイベントプロデュースを手掛け話題となった。
■https://www.facebook.com/Yuitty-227646997380928/
【mitsushige】
[プロフィール] バブルが弾けた激動の91年生まれ。山形県出身多摩市在住。ヘッドホンポートから直差し派。
今年2016年に開催されたclubasiaの「NEW YEAR PARTY」のほか、LOUNGE NEOの多数イベントにも出演。
■https://soundcloud.com/mitsushige/
【DBKN】
ミュージックビデオ、VJ、アクションアートなどの作品を生み出す映像クリエイター。周年パーティーやカウントダウンパーティーのほか、clubasiaで開催されているダブステップパーティー「Back To Chill」のVJを長年務めている。
■http://dbkn.tv
【Dj Yogurt】
98年に音楽製作ユニットUpsetsと自身のレーベルUpset Recを始動。11年間テクノ～ハウスからDUB、アンビエントまで幅広い作風の楽曲をリリース。NABOWAやDACHAMBO、曽我部恵一や奇妙礼太郎トラベルスイング楽団等の楽曲のダンスリミックスや大澤誉志幸のリミックスも手がけた。「SONAR JAPAN」や「フジロック」にも出演を果たしている。clubasiaの15周年パーティーや、2014年のワールドカップを観戦するイベント「WORLD CUP 2014 〜日本 VS コロンビア〜」への出演も話題となった。
■http://www.djyogurt.com/profile.html
20周年として3~4月クラブ＆ライブで20本の企画＆共催(20thロゴ入)を進行しています。
4/1fri~4/3sunは勿論！色んなclubasiaを体感しに来てください！！
www.clubasia.jp
場所や生活に根付き、GOOD MUSICを提供してゆく箱として精進していきますので
これからもどうぞよろしくお願い致します。
clubasiaスタッフ一同より
- Event Information -
タイトル：clubasia 20th Anniversary -DAY2-
開催日：4月1日（金）
時間：23時
料金 : DOOR 3,000円、ADV/WF 2,500円、Travelers Discount (PASSPORT ONLY) 1,000円OFF
出演：【MAIN FLOOR】 REBEL FAMILIA、XXX$$$ (XLII & DJ SARASA)、DJ AYASHIGE、太華 × ？？？、DOPPELGENGER、yuitty (DiVANG TUNE/ANNADiA)、mitsushige
[VJ] DBKN
【LOUNGE FLOOR】BLUE BERRY (BLACK SMOKER RECORDS)、VIZZA (BLACK SMOKER RECORDS)、DJ YOGURT (UPSETS)、LAZZZY a.k.a SHO URATA、MACO、DIYZ、KNKwalks、Mars89、イリエッティー
■イベントページ
http://www.clubberia.com/ja/events/250703-clubasia-20th-Anniversary-DAY2/
■clubasiaオフィシャルページ
www.clubasia.jp
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clubasia 20周年の歴史を紐解く。
#2はこちら。
http://www.clubberia.com/ja/news/5692-clubasia-20-2/
#3はこちら。
http://www.clubberia.com/ja/news/5693-clubasia-20-3/
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