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イヤーパッドがない画期的なヘッドフォン、量産に向け支援募集

 Omotenasy合同会社が開発した耳が痛くならないヘッドフォン「VIE SHAIR」が、現在米国のクラウドファンディングサイトKickstarterで量産するための資金を募集している。

 ヘッドフォンを長時間使用すると、耳がイヤーパッドに押さえつけられるため、痛みや蒸れが発生する。どんなに音が良くても、この痛みや蒸れがヘッドフォンで音楽を聴くデメリットのひとつだろう。そんななか、長時間着用しても耳が痛くならないというヘッドフォン「VIE SHAIR」(ヴィー・シェアー)が開発された。最大の特徴は、本体が耳に触れないということ。「VIE SHAIR」はイヤーパッドの内側に耳を覆う形で取り付けられているエアーフレームによって、長時間使用しても快適なつけ心地が持続する。
 
 
さらにこのエアーフレームは、視聴環境に合わせてオープン/クローズドに付け替えることができる。オープン・エアーフレームは、周囲の音を同時に聴いたり、友人と話しながら視聴を楽しむ時に最適で、クローズド・エアーフレームは、通常のヘッドフォン同様、周囲の騒音を防ぎ、集中したい時に適している。   
 この「VIE SHAIR」のセールスポイントはこれだけではない。通常ヘッドフォンは製造過程でサウンドのプリセットが決められてしまうが、「VIE SHAIR」は、ヤマハ最新のコーデック技術「Mach-5(マックファイブ)」を採用することで自分好みの音にカスタマイズできるほか、ロック、ヒップホップ、ジャズなどさまざまなジャンルに合わせたプリセットも搭載。また30m圏内であればスマートフォンのアプリを介してヘッドフォン同士で音楽を共有することも可能だという。
 Omotenasy合同会社CEOの今村氏は、「ヘッドフォンはゲームやスポーツなど日常のさまざまな用途に使われるが、私たちは「快適性」と「共有」をキーワードに開発を進めてきました。ひじょうにリーズナブルな価格設定もしており、キックスターター・コミュニティーの支援により、量産を開始するための資金を調達し、この素晴らしいヘッドフォンを市場に届けたいと思っています」と語っている。
 
 Kickstarterでの目標額は$150,000(約17,050,500円)で、現在の支援額は約$106,054(約12,055,158円)。キャンペーンは4月23日(現地時間)に終了する予定とのこと。なお下記ページでKickstarterでの支援の手順を日本語で説明している。

■「VIE SHAIR」詳細/支援方法(日本語)
http://www.vie.style/journal

■ Kickstarter キャンペーンページ(英語)
https://www.kickstarter.com/projects/1025337448/
vie-shair-pain-free-social-headphones?ref=pr
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