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“ヒップホップの真実の歴史を記した書”『ヒップホップ・ジェネレーション』が復活

 2005年にアメリカで出版されると同時に、“ヒップホップの真実の歴史を記した書”として称賛を浴びた全米ベストセラーの書籍『Can't Stop Won't Stop』。日本でも、日本語翻訳版『ヒップホップ・ジェネレーション〜「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語〜』として2007年に発売され、ヒップホップファンを中心に大きな話題を集めた。その名著が、新装版『ヒップホップ・ジェネレーション』として、9月16日(金)にリットーミュージックから発売される。

 ヒップホップの成り立ちと時代ごとの変遷、 不当な国策、苛烈なギャング抗争、搾取するメディアと産業、そして人種間の軋轢など、さまざまな問題を抱えるアメリカ社会との関わりを、 丹念かつドラマチックに描いた名作として長年愛され続けている本書。ヒップホップの生成に影響を与えたジャマイカの音楽状況をはじめ、 黎明期のヒップホップシーンの土台となったブロンクスのギャングの物語、 そして“公民権運動後”のヒップホップ世代がどのように生き、戦ってきたのか。それらを、DJ Kool Hercや、Afrika Bambaataaらヒップホップカルチャーのパイオニアたちをはじめ、Run D.M.C.、N.W.Aなどシーン黎明期のトップアーティスト、さらには、Bob MarleyやThe Clash、Malcolm McLarenなど、さまざまなシーンの重要人物による生々しい証言と膨大な資料のもと、ヒップホップのリアルな歴史を明らかにしていく内容となっている。

 なお、再発版の価格は2,200円(税抜)と、定価より1,000円安くなっている。ヒップホップファンはもちろん、 ストリートカルチャーに興味を持っている人は、この機会にぜひ読んでみてはいかがだろうか。

■リットーミュージック・オフィシャルサイト
http://www.rittor-music.co.jp/books/16317106.html
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