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「私の中にどのくらいクリエイティブな潜在能力があるのか」Nina Kravizの飽くなき探究心

 Nina Kravizへの取材がようやく実現した。
 Coachellaなどの巨大フェスへの出演をはじめ、clubberia Artist Awardや、Beatport、Mixmagでも賞を受賞し、名実ともにエレクトロニックミュージックシーンで頂点にたつアーティストNina Kraviz。現在、自身のレーベルтрип(トリップ)を冠としたジャパンツアーの真っ只中にいる彼女。彼女が何を考えレーベルを始めたのか? Nina Kravizの世界観に触れたい。


Text:yanma(clubberia)
  ——レーベル、трип(トリップ)のコンセプトを教えてください。
трипを設立した時期というのは、私のキャリアの中で音楽に対する明確なヴィジョンが固まって、それをシェアできる準備が整った時だったんです。このレーベルが家族のように成長して、アーティストたちがいろいろなアイディアをシェアできるような、多文化的だけどアットホームな存在になれば良いなと思ってスタートしました。音楽的にはジャンルは関係なくて、それよりも楽曲の個性や音の質感を重視しています。трипは特別なオーディオヴィジュアルのコンセプトを持っていて、いろいろなアーティストのシングルを選んで、ストーリーに添ったコンセプチュアルな“Trip”としてヴァイナルに収録する。どの“Trip”にもストーリーがありますが、時にストーリーではなく、ずっとтрипのヴィジュアルアーティストを務めているTomboが特に意味を持たないフレーズから起こした手描きの絵に添ったコンセプトを元にしている作品もあります。
 
——レーベル名の意味は何ですか?
трипという名前には複数の意味があります。過去と未来の間の旅、A地点からB地点への物理的な旅、そして脳内のサイケデリックなエフェクト。これは多くの人が徹夜や時差ボケで経験していると思うんですけど…。そしてもう1つ、すべてのレコードのトラックはエンドレスにミックスできるように設計されてるんです。まさにトリッピーですよね :)

——трипはコンピレーションのリリースが多いですね。
ごく稀に12インチをリリースすることもあります。今のところ過去にリリースした12インチはどちらもBjarkiのものですが、今後はもっと増やしていく予定です。(12月2日(金)にBjarkiの「Fresh Jive」をリリースします)コンセプトアルバムのアイディアはダブルLPのフォーマットでより深い意味を持つと思いますし。
 
——трипがプッシュしているアーティストで、ツアーにも同行するBjarkiの魅力は何ですか?

Bjarkiは予測不能なアーティストだから、きっと今まで聴いたことのないようなセットになると思いますよ!彼はいつもパーティーのために新しい楽曲を作るんです。時にはパーティーが始まる5分前でも聞いたもの、見たものにインスパイアされて楽曲を作ったりするんです。今回の来日は日本がとても美しい季節にあると思うので、Bjarkiも日本にインスパイアされた特別な音楽を作るかもしれませんね。
Bjarkiは41トラックにも及ぶLP3部作の最終作『Æ』をリリースしたばかりなんです。きっと日本の皆さんに彼の音楽を紹介するのにぴったりな作品だと思いますよ。

——трипからリリースしている唯一の日本人、DJ Sodeyamaの印象はどうですか?
ヨシちゃんとはとても良い関係を築いています。昔からお互いのことは知っていました。彼はすばらしいアーティストですし、とても素敵な人です。
彼の作品をтрипからリリースできることをとても嬉しく思っています。

——今度リリースされるファブリックのミックスCDシリーズについて教えてください。
 ミックスはとてもエモーショナルで少しエッジが効いている、2つの物語で構成しました。
何テイクもライブレコーディングした中から良いところを1つに繋げたんです。レコーディングしている時のその場の空気と私のバイブスが融合した鮮烈な瞬間を探して。ジャンルで言うとアシッド、IDM、エレクトロニカで、私のレーベルからの未発表音源と、私が好きなレーベルSähkoやBörftのレア音源、あとはその瞬間に私が良いフィーリングを感じた音源をミックスしました。

——楽曲を制作する中で一番大切にしていることは何ですか?
音楽を作る過程は、魔法と一緒です。まったく予測がつかない作業であって、ある感情に沿って作っていたのに、完成する頃には真逆の感情を放っていたりすることもあります。私の目指すところとして、レコーディング中の感情や空気、そしてその魔法のような瞬間を切り取って作品に残したいという想いがあるので基本的に録り直しはしません。音楽はアーティストの世界観を反映するものです。私にとって1番大切なのは、そのことを念頭に置いて制作に挑むこと。私の音楽は変幻自在です。曲にもなるし、モジュラーシンセを使ったテクノにもなる。でもどんな形であろうと自然で率直で、時に未完成でもあります。その時はリスナーが自分の世界を私の音楽に反映することで作品が完成するんです。

——毎年日本に来てもらっていますが、日本の印象はいかがですか?
文化の豊かさですね。日本の遺産と未来的要素が完璧に融合されたカルチャーは、他の国と間違えようのない個性があると思います。情熱的で威厳があり、とてもユニークだけど常に高いクオリティーを保っている。そんな姿勢がどんな体験も特別なものにしてくれると思うんです。レストランに行っても、交通整理のおじさんを見ているだけでも。日本は私にとって、2006年に初めて行った時から心の中に特別な場所として刻まれている美しい国です。
そして年を重ねるごとに日本への愛情が深まっています。

——大型フェスティバルへの出演やレーベルの設立など、音楽業界で成功を収めました。そんなあなたの今の夢や目標を教えてください。
私の中にどのくらいクリエイティブな潜在能力があるのかを把握したいと思っています。または、少なくともそれに近づきたいと思っています。 東京公演
開催日:11月26日(土)
会場:新木場ageHa(東京都江東区新木場2-2-10)
時間:23時
料金:当日 4,000円 前売 3,500円 グループチケット 12,000円(4 persons/tickets)
出演者:【ARENA】NINA KRAVIZ(трип/RUS), BJARKI(трип/ISL),DJ SODEYAMA(ARPA records, трип), VJ: REALROCKDESIGN【ISLAND】KIKIORIX(TRESVIBES SOUNDSYSTEM, HOLIC TOKYO), EITA, Kali(ZUCCA models)
opbqbo(ZUCCA models), MICKSOUTH【WATER】KENJI TAKIMI(Crue-L, Being Borings), SHUYA OKINO(Kyoto Jazz Massive), Daiana Chiaki, mayurashka, Eiichi Izumi(MINOTAUR)【BOX】ARTMAN a.k.a. DJ K.U.D.O.(Qooki Records), DJ Mars(Buddha Family, 地球家), Yellow, minoru3, Okiyoneda, Deco: Enwamade, VJ: Kagerou

■イベントページ
http://www.clubberia.com/ja/events/260141-JAPAN-TOUR-2016/

■チケット販売ページ
https://ticketpay.jp/booking/?event_id=5915


大阪公演
開催日:11月25日(金)
会場:クリエイティブセンター大阪(大阪市住之江区北加賀屋 4-1-55 名村造船跡地)
時間:22時
料金:当日 4,000円 前売 3,500円
出演者:NINA KRAVIZ(трип/RUS), BJARKI(трип/ISL), CROSSBRED, 行松陽介, Ebo & SOICHI, FUMI, yuuna, City Boy Lounge crew, HIPPOPOTAMUS crew(HIRO EZAKI , MiTSUYASU & iccii , RYO YOSHIDA , TEKESHI TANAKA), 244 a.k.a 822, QUINCY MCQUEEN, VJ: KOZEE, Lighting: SOLA, Photo Mapping - 蜷川実花

■イベントページ
http://www.clubberia.com/ja/events/260138-JAPAN-TOUR-2016/
17
JUN

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