コラム第18回目
夏真っ盛り、アツい日が続いておりますが、clubberiaをご覧の皆様いかがおすごしでしょうか??? HATA的には毎週末、どこかしらの野外パ~リ~へと繰り出していまして、そのまま秋まで突っ走っていこうと思っております今日この頃でございます。 さてさて、音楽機材コラム『Machine-de-MUSIC』今回は、サマーでジャンボなプレゼント企画もありますんで、最後まで見てみて下さいね~!!! 今回のお客様は、インド生まれのロシア人、ignatさんです。 彼がどんな人かは、まだまだご存知無い方もいらっしゃると思いますが、そこらへんは、いろいろ聞いちゃったんで後ほど詳しく。 このお方、3月から6月まで日本に来てて、その間にDachamboとも一緒にライブをやったり、CD HATAとしても、DJで一緒に高松にいったりと遊んでもらった中で、いくつかあった面白エピソードを、今回は紹介できればと思っております次第でございます。 まずは以前このコラムでも紹介したプロオーディオジャパンさんが、社名をニュマークジャパンコーポレーションへと変更し、ショウルームも新しくなったとのことなんで、ignatさんと一緒に遊びに行ってきました。 その様子からスタートです!!! いろいろ親切に教えてもらいました。 一番気になったものから、いっちゃいます!!! まずは、AKAIのMAX49というUSB/MIDI/CV KEYBORD CONTROLLERです。 これまで、AKAIからは、いくつかのUSB/MIDI/ KEYBORD CONTROLLERは発売されていましたが、いろいろとパワーアップされています。 まず、一つ目はCV OUT/GATE OUTがついたんです。 これは何かといいますと、簡単にいっちゃうと、DAWなりのシーケンサーと、外部のドラムマシーンなどを同期させる場合、通常、MIDIというものでつないだりなんですが、MIDIがついていない昔の、例えばダンスミュージックでは定番のTR-808やTB-303を、DAWと同期させられちゃうんです!!! どうしても、これやりたい場合、コンバーターをつないでたりしてたんですけど、コイツ一発で出来ちゃうのは便利です。 やっぱアナログのブットい音ってナイスだしね!!! そしてコレには、これまたアナログシーケンサーっぽい、ステップシーケンサーもついてるんです。 ステップシーケンサーというのは、数値とかじゃなくて感覚的に、ある意味デタラメでも、なんとなくここいらへんって感じでいじってると、イイ感じのシーケンスができちゃったりするんで好きなんですよね!!! MPCライクなPADもついてますし。 鍵盤の感触もIgnatさんも満足げでした。 そして、AKAIはギター用のペダルエフェクターも充実してます。 セッティングしてもらって遊んじゃいました~!!! 途中からIgnatさんも、ALESISのモンスターシンセ A6 Andromedaで参加のセッションです!!! おっとっと、お遊びが止まりません。 面白そうなの見つけちゃいましたよ!!! これは、iPad用のゲームコントローラでATARIのゲームが遊べちゃうんです。 レトロですね~!!! その昔、Macintoshより前から打ち込みで音楽を創るっていったら、ATARI STというコンピューターだったみたいです。 MIDIが標準で搭載されているから、タイミングの精度も高かったという噂も聞いたことがあります!?! HATAはATARIには触ったことがないので、ちょっと憧れノスタルジーな感じでした。 と、思ってたら隣で、IgnatさんがALESISの電子ドラムで遊んでいます。 ドラムも上手いなぁ~!!! NumarkのDJ機器は充実してますね~!!! HATAが愛用しているNumarkのヘッドホン、REDWAVEも展示されています。 赤と黒のデザインがカッコイイし、DJの時も低音がハッキリ出るんで重宝してます!!! たっぷり遊ばせてもらったところで、そろそろ行かねばならない時間がやってまいりました。 出入り口の所には、AKAIのウインドシンセがありました。 これは、Pholar Chalorsの相方、藤枝伸介くんも使ってます。 今回も楽しかったです!!! また来ますね~!!! さて、そろそろそもそもIgnatさんって、誰なんだろう???って思ってる皆様の為に、ジックリ、生い立ちなどなど聞いちゃいましたんで紹介します。 神社があったので、そこでインタビューをしました。 ちなみに彼は、2年以上フルータリアンでいたこともあり、フルーツだけ食べて栄養、水分を補って生きていたこともあったそうです。今はベジタリアンなんですが、まわりの友達から日本の食べ物、料理のクオリティがヤバい!!!と聞いていたので、日本に来る前に訓練して魚まで食べられるようにしてきたらしいです。 HATA(以下, H )「どんな感じで音楽に出会って、今までどんな感じで活動してきたの?」 Ignat(以下, I )「インドで生まれて、両親はロシア人なんですが、4才の時、両親と一緒に祖父母に会う為にロシアに行ったんです。 そこにチューニングのづれたピアノがありました。それを弾くのが楽しくてしょうがなくて、ずっと弾いていました。それを見ていた両親が、5才の時にカシオトーンを買ってくれたんです。 それがファーストシンセサイザーで毎日音色を探したりして遊んでいたのが最初ですね。 インドに帰ってきてからも音楽に興味があったのでミュージックスクールに入学したんですが、そこが全く面白くなくて... クラシックピアノと西洋音楽を学んだんですが、なにせ退屈で... 決められたことをやらなくてはならなくて、それが自分には全くあわず、6才から10才の4年間でやめてしまいました。いやで、しょっちゅう仮病を使ってサボっていました(笑) それで10才の時に音楽を完全にやめてしまいました。 だけど、12才の時にロシアに移り住み、ジャズピアニストのコンサートに行ったんですが、それがすごい素敵で、その人にピアノを習いに行くことになったんです。 そこが自分には、あっていて、普通は7年かかって習うことを2,3年でパスできたので自信にもなりました。もしかしたら自分には才能があるのかもと思ってしまいました。(笑) 音楽を自由にやること、インプロビゼーションを中心に教えてくれたことが良かったんだと思います。 譜面を見て弾いていると「譜面なんて見るな!自分の音楽をやるんだ!」って教え方をしてくれ、作曲の楽しみも教えてくれたし、なにより、音楽は楽しいものだということを教えてくれたのが大きかったと思います。 14才の時にその先生が、ジャズピアニストとして一緒にコンサートに出ないかと誘ってくれ、成功したことも大きかったです。 音楽を続けながら大学にも行きますが、同時にジュマンジというロシアのバンドで、キーボーディスト、アレンジャーとしても活動していました。 飛行機で広大なロシア中をツアーするようなメジャーなバンドだったんですが、ヴォーカルの人が亡くなってしまって20才の時に解散してしまったんです。 そこからインドに戻り、旅をしながらインドの伝統音楽も掘り下げていったんです。 もともと田舎が好きだったのもあって、都会の生活や忙しいツアー生活はもう出来ないと思いましたね。 地球の根源に近いトラディショナルな音楽に触れ、そういう人達とふれあい、文化を知って、そういう楽器を知り、そういったことを自分の音楽に注ぎ込んでいったら、さらに面白くなっていきました。 それが現在やっている、CitiZen of Peaceにつながっています。」 H「今まで、どんな所を旅した?」 I「インド中を旅しましたが、CDさん(ignatさんは、たまにCD HATAのことをCDさんと呼ぶのです!?!)は、ゴア好きだと思いますよ。最初にフリーマインドになった場所としてゴアをあげるアーティストがたくさんいます。決してお金になるわけではないのですが、ゴアから多くのインスピレーションを得ることができると思います。CDさんも今度一緒に行きましょう。最低3ヶ月くらいはいて欲しいのですが (笑) アマゾンの奥地にも行きました。儀式の時に一緒に音楽を奏で、いろいろなことを学んできました。フィールドレコーディングもしてきましたよ。 1年半くらい前にアフリカに行ったんですが、そこで、心で音楽をやることによって人々を癒すことができるということを学びました。それをきっかけにCitiZen of Peaceという自分自身のプロジェクトをスタートさせました。 去年の11月から2月までは、CitiZen of Peaceとしてブラジルツアーをしていました。その後、アンデス山脈で行われたフェスティバルにも出ましたよ。」 H「何回か一緒にやった時に見せてもらったけど、CitiZen of Peaceは民族音楽的な音階や、ポリリズム的な要素が入っててカッコイイよね!!!トラディショナルなことを追求しながらも、ラップトップを使ったライブとかテクノロジーも導入してるわけだけど、それはどういう感覚なの?」 I「ヨガの考え方にもあるんですが、つまりは私は何か、誰なのかということです。ルーツ的なことを追求しているのも自分ですが、便利なコンピュータがある21世紀に生きているのも自分です。過去の偉大なものもあり、未来もある中で、現在を表現できればと思っています。例えばヴォーカルに関しても、歌は肉声で唄うわけですが、ヴォコーダーを通すことによって、近未来的なサイボーグのような声質に変化させたりしています。古くから伝わる民族楽器を使いながらも、シンセサイザーや打ち込みのトラックなど、最新のテクノロジーも使います。その融合点、つまり過去と未来の接点である現在を表現したいのです。CitiZen of Peaceはそういったコンセプトでやっています。」 H「日本は初めてだよね。どんな印象?」 I「いろいろな国を旅してきましたが、どの国に行っても最初は衝撃を受ける部分もあるのですが、いろいろな文化が入り交じっているので、似ている部分が多くあり、飽きてしまうケースがほとんどでした。しかし、日本は鎖国をしていたこともあってか、とにかくユニークです。日本の文化、日本人のマインドは独特です。今、自分の芸術性を進化させる上で、ものすごく刺激になっています。 私は人類学も勉強しているのですが、その観点から見てもすごく面白いです。 正直、日本に来る前まで、もう新しいカルチャーには興味を持てず、ルーツに戻っていき、地球の起源までさかのぼっていく方向に思考が向かっていました。 ところが日本に来て、こんなに面白いサンプルに出会ってしまった。 例えば、こういった神社のようにトラディショナルなものもあれば、隣には最新テクノロジーのビルがある。 過去と未来の融合、CitiZen of Peaceのコンセプトにも通じるものがあります。 ブラジルなんかはハートも音楽も温度感が、ものすごく高いですが、テクノロジーの部分では決して高いとはいえません。良いスタジオやデジタル機器もあまりありません。しかし日本はそういったバランスが絶妙に整っています。 2012年というのは、マヤ歴からみても変化や何かが起こる年となっています。自らの道が明確になる年だと思っています。そういった年に日本に来ることが出来たことは、非常に意義のあることだと思っています。」 H「お~アセンションだね~!!!」 そんなこんなな話を聞き、Ignatさんがどんな人かが少しずつわかってきた所で、次はやっぱり音楽機材コラムらしく、使ってる機材のことを聞いちゃいましょう!!! 場所を変え、ここは知る人ぞ知る、ちょっとしたホームパーティーも出来ちゃえそうな、ちょいちょい、HATAもお邪魔する某所のお宅へ訪問。 ここにIgnatさんの機材を並べ、またまたいろいろ聞いちゃいました。 H「ソフトは何つかってるの?」 I「現在はAbleton Liveを使っています。しかし、今のスタイルはPCからトラックを流しながら、生楽器のプレイの比重が多くなりました。そうなるとAbleton Liveの機能をあまり使いきれていません。なので、今のプレイスタイルにもっとあったものを探している最中です。」 H「俺もPolar Chalorsでトラックの管理をしながら、シンセを弾いたりもするんだけど、その両方を同時にやるのって難しい時あるよね。演奏に集中しつつもトラックのことを気にしたりすると、どっちつかずになっちゃったり。シンセ弾きまくってたら、トラックを次の展開に切り替えるの忘れて、ヤバイ、次の展開に行けてない...みたいな(笑)」 I「ハイ、わかります(笑)」 H「iPadも使ってたね。アプリは何を使ってたの?」 I「touchAbleを使って、Ableton Liveをコントロールしていました。今回、日本のライブでは数カ所でしか使っていません。ライブ当日のサウンドチェックの時間が短い場合、これを使っていろいろ調整していると逆にストレスになってしまって...。」 H「エフェクターのパラメーターとかリアルタイムでいじれるんだよね。」 I「Ableton Liveはインプロビゼーション向きだと思います。実は今やっている、CitiZen of Peaceの音は比較的アレンジ等を決め込んでいる部分が多いのです。CitiZen of Peaceは、自分が楽しむのも、もちろんなのですが、聴いている人のヒーリング的な部分に趣をおくようにしています。流れの中にも意味、メッセージを込めているのですが、その流れでこそ繋がる場所があり、それは崩さずにやろうと思っています。その為、インプロビゼーション向きのAbleton Liveから、他のソフトへの移行も考え中です。ただ、Ableton Liveは曲創りにも使っていますし、愛着もあります。フィールドレコーディングや、サンプリングしてきた生音をタイムストレッチをして自分のトラックにはめこんでいくのはAbleton Liveが、やはりやりやすいですね。」 H「オーディオインターフェースは、MOTUのTravelerを使ってるんだね。現行のはMark3だけど初期型の使ってるんだね。俺もMOTUの828の初期型を、いまだに使うこともあるよ。」 I「このTravelerは、ロシアの音響マニアの人に改造してもらっています。一番いじってもらった所は、ヘッドホンOUTに使われているチップを、いいものに変更しているんです。通常はメインアウトを一番に気にすると思うのですが、私は旅を続けています。曲を創るのも旅先で創る場合が多く、スタジオのスピーカー環境で、ミックスをすることは少なく、ヘッドホンを使ってミックスをすることが多いのです。その為、ヘッドホンOUTの音質に気を使い、ヘッドホンも内部ケーブルも全て銀線に変えたこだわったものを使っています。このTravelerは、まさに旅人の為のTraveler仕様になっているんです(笑)。4年間、故障もなく元気に動いてくれてます。」 H「このマイクは何につかってるの?」 I「これはフィールドレコーディングの際に使ってます。雨の中レコーディングをしたこともあるんですが、何度か故障して修理に出してます。」 H「あと俺的に、コレが気になってるんだよね。初めて見た。」 I「これは、tc electronicの姉妹会社、TC-Helicon製のVoiceLive Touchという、ヴォーカルに使うハーモナイザーです。CitiZen of Peaceのコンセプトの一つである、ハーフヒューマン、ハーフサイボーグ、というのを実現させる為、声にハーモニーを機械的につけています。バックパックが私の家なんですが(笑)、これも持つとかさばるんですけど、これはオリジナルサウンドなので自分にとっては重要ですね。」 H「ライブの時は、このハーモナイザーのOUTはパラでPAに送ってるの?それともTravelerに一旦入れて2mixで送ってるの?」 I「2パーターンあります。当日のサウンドチェックの時間が短かったり、PAの人と言語の問題など入念なコミュニケーションがとれない場合は全部を一旦、Travelerに入れ2mixをPAに送るようにします。この場合はサウンドチェックの時にすべてのバランスを決め込み、ライブ中に調整することはできないのですが、PAの方の解釈が違ったりして大きくサウンドの方向がずれることはありません。親身にサウンドチェックをしてくれるPAの方と一緒にライブをやった時は、カヌーン、笛、パーカッションを別でPAに送ったこともありました。」 H「なるほど、じゃあ、ついにこのデッカイ楽器について聞いちゃおうかな。」 I「これはカヌーンといい、トルコの楽器です。本来のカヌーンの弦は羊の腸で出来ているのですが、サスティンも短くエレクトロミュージックには向かなかったので、ハープで使う弦をはっています。またピックも本来は鼈甲のものなのですが、日本の琴のピックを使っています。色々試した結果、これが一番、音がまろやかで伸びもよく、プレイもしやすかったので使っています。 実は、日本に持ってくる前にトルコに行って、師匠にこの楽器をいろいろカスタマイズしてもらったんです。 まず、ピックアップを2個新しいものに変えました。そして、ブリッジの下にはってある皮(バンジョーと同じような仕組みらしいです。)なんですが、本来は魚の皮を使っています。しかし温度や衝撃ですぐにチューニングがずれてしまい、旅には向いていませんでした。相談した所、いいアイデアをもっている人がいて、ドラムに使うファイバーのものを使っています。チューニングキー(ペグ)も安定するように改良してもらいました。」 H「チューニングってやっぱり独特なの?」 I「西洋音楽は半音と全音の12音階で構成されていますが、トルコ音楽にはマイクロトーンというものがあります。これは1音を、さらに11個(場合によっては、13個や19個)に分割して使っています。西洋音楽ではCからDにいく一音の間には、C#という半音しかありませんが、それが最大19個にわけられており、、それぞれに名前もついています。細かい感情を表した名前がついていて、トルコミュージックの感情表現というのは、全部それをわかった上で演奏されているものなのです。」 H「一音が最大19個にわかれてるってことは、1オクターブで100音階以上あるってこと?!?すごいね!!!」 I「西洋音楽の感覚だと、チューニングがずれたように聞こえるかもしれませんが、トルコのミュージシャンは、その微妙な変化をちゃんとわかって演奏しているのです。右手で弦をはじき、左手でチューニングキー(ペグ)のスイッチを動かし音程をかえていきます。」 H「ギターでいうフレットの感覚が、このチューニングキー(ペグ)のスイッチってことなんだね。」 I「実は日本に来る1~2月前にカヌーンをはじめたんです。日本に絶対この楽器を持ってきたかったので毎日練習しました。」 一同、エ~!!! ライブで何度も演奏しているのを見て、すごい上手かったのでビックリ!!! しかし、誰よりもビックリしてたのは、今回、Ignatさんを日本に呼んだY氏でした。 ちょうど、Y氏とIgnatさんが、それぐらいの時期に会っていたそうなんですが、その時、Ignatさんは既にカヌーンのことをイメージしていたけれども、全く話はしていなかったそうで、それもあってY氏の驚きはすごかったです。 Y氏がネパールで Ignatさんのライブを見て衝撃を受け、3~4ヶ月後にインドで再会し、日本に呼ぼうとことになり、ブッキングも決めて、いざ日本に呼んだはいいけど、お互い数回会っただけの仲だったので、Y氏は羽田空港で「本当に日本に来るのか?」という気持ちで待ち、 Ignatさんは「本当に日本ツアーなんて出来るのか?」と思っていたそうです。Ignatさんが日本に着き、Y氏と会った時の第一声は「これは現実なんかじゃない、夢だ...」だったそうです(笑)。 そんな話を聞きながら、HATAは思ったのです。 Ignatさんのように旅を続けている毎日を送っていると、人生毎日がインプロビゼーションなんだろうなぁ。 HATA的には、インプロビゼーションで音を紡いでいくってことに、楽しみを見い出してやってるけど、なんだかんだ、ある程度システマチックな人生の中での話なわけで、まぁだから音楽にインプロビゼーションを求めるってのもあるのかもだけど。 Ignatさんみたいに人生自体がインプロビゼーションの連続だと、逆に音楽に関しては、構成や流れが構築されたものに意味合いを求めるってのもあるのかなぁと。 そんなこんなから、いろんな所に話が脱線していったのですが、もうちょい、こまごました楽器のことを聞いちゃいました。 H「ひょうたんみたいな楽器(写真右上)は何?」 I「アフリカのカンドンブレ教でつかわれているものです。大きい方は宗教的にとても意味のあるものです。本来、まわりの細工は貝殻でできているのですが、プラスティックのビーズのものを、友達に編んでもらいました。」 H「これはチベンタンベルだよね!」(と、チンチン鳴らしていると) I「チベタンの人たちが使う秘密の道具みたいなもので、本当は乱発するものではないんですよ(笑)。一つ打つことで、その場の空気、イメージ、マインドを変えるものなんです。インドやネパールでは沢山売っているんですが、作りによって音がバラバラなんです。いろいろある全部を鳴らしてみて、その中から自分が一番グっとくるものを選びました。」 H「カリンバもあるね。(写真中央)これ両面にバーがあるんだね。」 I「両面のバーを同時に演奏ができます。もっと大きなものもあるんですが、大きくて日本にもってこれませんでした...。さらに大きいアレイムビラという楽器もあります。」 アレイムビラ(Array Mbira)とは、なんでも、カリフォルニアの数学すんげ~ハンパない人がメッチャ金属の周波数とか研究して、調整された金属のバーが150鍵とかある、ベースサウンドも出せるカリンバなんですって。 世界に何人かしかもってなく、スティングも最近購入したみたいです。 Ignatさんが今度リリースするアルバム「Heart Dance」でも、1曲目や3曲目で使用していて、持って行くことが出来た国では、LIVEのメイン楽器として使っているそうです。 Ignatさんは、ホントにいろんな民族楽器のこと知ってるなぁ!!! 笛もその場で聴かせてくれました。 日本っぽい響きのもありましたよ。 最後は、Ignatさんのアルバムの曲を聴きながら、癒されながら眠りにおちてしまいました。 そして、Ignatさんは9月に、また日本にやってきます。 また一緒にパーティーで遊んだりします。 9/8(土)~9(日)に箱根で行われる『天下の険』のパーティーでは、Ignatさんも出ますし、HATAは Polar Chalors、Dachambo、DJと遊び倒しますので皆々様も一緒に遊びましょう!!! Ignatさんのアルバム「Heart Dance」もリリースされますんで聴いてみて下さいね!!! なんと今回は、この二つ、『天下の険』の招待券と、アルバム「Heart Dance」をプレゼントしちゃいます。 応募方法は一番下を見て下さいね。 そんなこんなで、夏と癒しに感謝です!!! CD HATA 『Machine de Music』Q&A コーナー
“clubberia features”でおなじみのコラム『Machine de Music』ではじまる Q&Aそうそれは質問コーナー、執筆者のHATA氏が質問にお答えします!!! sotec社「Logic Studio テクニカルマスター」を執筆など、DAWにも精通 また、フジロックや朝霧JAM、ライジングサン、サマーソニックなど日本のフェスを総なめにしているフェス番長Dachamboの「Machine and Motivation」を担当しているHATA氏 音楽機材に関しての質問はもちろん、年間100本近くフェスやLive等のパーティーを体験しているHATA氏だからこそ答えられるパー ティーに関してのこと、はたまた恋に関しての相談などなど何でも?!?質問に答えちゃいます!!! 下記メールアドレスまで、どしどしご質問下さい!!! hata_machine@clubberia.com
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第一回 「Kaossilator Pro」その1
第二回 「Kaossilator Pro」その2 第三回 温故知新!? 第四回 「PICnome(ピクノーム)」その1 第五回 「PICnome(ピクノーム)」その2 第六回 「CI2+ de CUBASE 」 第七回 音楽制作の移り変わりと時代の変化に対する不可分的相関関係について!?!(タイトルなげぇ?!?) 第八回 「年末スペシャル」MIXに深みあり、人に歴史あり!!! 第九回 新年のご挨拶 第十回 KAOSS PAD QUAD「くわぁ~ドォ!!!」 第十一回 【社会の時間】社会科見学の巻 第十二回 音を見る!!! 第十三回 りらっくスタジオ 第十四回 新年あけまして~!!!旅のお供にmonotron DUO&monotron DELAY 第十五回 やっぱ幅の広さは大切ッスね!!! 第十六回 スペインはバスクからのウェルカム!!! 第十七回 裏の裏は表だったのだ!!! 第十八回 人生がインプロビゼーション 第十九回 一枚のアルバムができるまで 第二十回 やっぱり繋がりって大切ですよね!!! 第二十一回 マ~ヤっぱり2013年もよろしくおねがぁいをしま~す!!! 第二十二回 このコラム 3rdアニバーサリーなのさ~ど!!! 第二十三回 へび年クネクネ振り返る!!! 第二十四回 小さな巨人『littleBits』 第二十五回 わかりはじめたハイレゾリューション 第二十六回 世界基準の田舎テクノフェス その名「rural」 第二十七回 Ableton Liveを酒の肴に 第二十八回 形あるものへの美学 第二十九回 Machine-de-MUSICとMASCHINEで 第三十回 モジュラーシンセは無限大の音作り 第三十一回 シンセ番長の大博物館 第三十二回 "CD HATA & MASARU / Octopus Roope" 音の中身はこうなっている 第三十三回 日本初 音楽カンファレンス&イベント『TOKYO DANCE MUSIC EVENT』 第三十四回 蜻蛉-TONBO-「Tokyo Mad Cave」リリース記念 O.N.O a.k.a MachineLive対談インタビュー 第三十五回 Machine-de-MUSIC 北海道編 第一弾 kuniyuki studio 第三十六回 Machine-de-MUSIC 北海道編 第二弾 Hideo Kobayashi studio 第三十七回 Sakiko Osawa「Chronic」リリース 日々研究 CD HATA
Yahoo公認フェス番長”Dachambo”のシンセサイザー担当 Dachamboは5度のフジロックへの出演しており、ライジングサン、朝霧jam、サマーソニックなど日本のフェスへ多数出演することで、Yahooよりフェス番長の称号を与えられる。 またオーストラリアツアー、アメリカツアーなどワールドワイドに活躍し2016年9月16日ベスト盤アルバム”HERBEST”をリリース http://goo.gl/ywPyvU CD HATA名義のテクノDJとしても、野外フェス、クラブイベントで精力的に活動中 remix制作、MixCDリリース、アンビエントアルバムをリリースし、オーストラリアやフランス~スペインツアーなど海外でも活躍し、元i-depの藤枝伸介との「Polar Chalors」Ableton認定トレーナーKOYASとの「CD HATA×KOYAS」kannonsoundプロデューサーMASARUとの「CD HATA&MASARU」等、多彩なリリースを重ねる。 また、300ページに及ぶ「Logic Studio テクニカルマスター」執筆などデジタル機材に精通しており、DJスクールidpsで楽曲制作の講師を務める。 http://www.idpsorg.com/production 『CD HATA』 http://www.facebook.com/CDHATADachambo http://twitter.com/DJHATA_Dachambo tumblr http://hatadachambo.tumblr.com/ mixcloud http://www.mixcloud.com/CDHATA/ YouTube http://www.youtube.com/playlist?list=PLMm1DgIPaBk-QX9Lq-k-TfyV_RhrCQHDc beatport https://pro.beatport.com/artist/cd-hata/190156 海外・日本の第一線で活躍する現役DJを常任講師として迎えているDJスクール「IDPS」にてCD HATAも講師をしています。 東京校楽曲制作コースではLogic Proを、楽曲制作オンラインコースではAbleton LiveまたはLogic Proを選択可能となっています。 興味のある方は、カウンセリングの予約をお願いします。 東京校 楽曲制作コース http://www.idpsorg.com/production 楽曲制作オンラインコース http://www.idpsorg.com/production_online 2017/5/19 (FRI) 『caldera』 at RAF-REC 18:00 - 0:00 GUEST DJ CD HATA from DACHAMBO DJ JOJO(FANTASIA) SAITOPEN(SANDINISTA/OPEN) ryohei(BASE the SPACE) yoshiki(caldera) Used Cd / Record & Cafe 【RAF-REC】 〒990-0828 山形県山形市双葉町2-1-1 フェイスブックイベントページ https://www.facebook.com/events/294297070999411/ 2017.05.20 (SAT) 『ONENESS』 at THEARTER (福島県郡山市清水台1-6-9 八幡プラザ3階) OPEN/START 22:00 DOOR 2,500yen(w/1D) Special Guest CD HATA (Dachambo) Guest DJ U-SKE (dob masala) DJ's HII (ONENESS/GRASSCODE) Sho Nagamine (HOOP) Syuhey Dachamboのサイケデリックシンセストと活躍し、昨年末にテクノトラックをCD HATA&MASARU名義でOctopus Roopeをリリースし勢いが増しているCD HATAさんが1年半ぶりに来郡です! そして会津の重鎮U-SKEさんも出演です! 良質なダンスミュージックを体感しに是非とも! フェイスブックイベントページ https://www.facebook.com/events/1845972062332859/ 2017/5/26 (Fri) 『TYPE NINE』 @Aoyama TenT OPEN 22:00~ Charge:1,000yen(with 1D) - 出入り自由 ■Line up CD HATA(Dachambo) TOMO HACHIGA(HYDRANT/NT.LAB) K.N.(hydraulix/original mass recording) CHIE NAKAJIMA(RE:INSOLENCE) Gradate (Tokyo Bass Music) SHIT DUO SHINICHIRO IMANARI(09recordings) 2016年から都内で不定期開催するテクノパーティー「TYPE NINE」。今回は日本最強(狂)サイケデリックジャムバンド"Dachambo"のシンサイザー担当CD HATAと前回に引き続き再登場となる孤高のダークミニマリストTOMO HACHIGA、そして日本のACID TECHNO第一人者にて、日本のアンダーグランドテクノシーンをリードするK.N.が緊急参戦いたします。 Aoyama TenT 東京都渋谷区東1-2-23 旧ma東ビル3F フェイスブックイベントページ https://www.facebook.com/events/304063510016494 2017.5.27 (SAT) 『Oregon Eclipse 2017 Teaser in TOKYO』 今夏、アメリカ・オレゴン州で開催される「オレゴン皆既日食フェス」のプレパーティー「Oregon Eclipse 2017 Teaser in TOKYO」が5月27日(土)に新木場ageHaにて開催決定! Dachambo CD HATA 出演 【 Oregon Eclipse 2017とは?】 オレゴンの大自然の中、アートや音楽に囲まれて1週間キャンプをしながら皆既日食を観測するという巨大野外イベント。 世界中400以上のアーティストが7つのステージに集結し、3万人以上のオーディエンスが熱狂する! http://www.clubberia.com/ja/events/266803-OREGON-ECLIPSE-2017-TEASER-in-TOKYO/ |