vol.30:最高の4日間、
そして少しずつお別れの時
 

9/29 (日)
先週どころかもう2~3週間前からClosingには突入していて、島のみんなの中にはこの長かったサマーシーズンを今年も共に過ごしてきたのがでもそれももうあと数日で宴が終わるんだと言う、何か哀愁めいた空気もそこはかとなく充満してくる。最もエモーショナルな時期がまさに今この時期である。
冬もやるようなローカルもののパーティーを除く夏シーズンにおいてのパーティーが全て終わると、ここで4,5月からの夏を過ごして来たみんなも、住んでる人以外はほぼ全員それぞれの国もしくは次の逗留地へと出て行く。普通に冬の間は自分の国に帰る連中を含めて、1年の間同じ所にずっと定住し家を持つ我々日本人の感覚とは全く別物の感覚で彼らは動いている。夏の間の数ヶ月はここに移り住み仕事を得、他の時期は仕事を得られる他の都市に、あるいは1年中夏を求めて北半球の各都市が冬の時期でも暖かい南半球へ、あるいは夏のイビサに匹敵するヨーロッパの魅力的な他の主要都市へ同種の面白さを求めて、移り住むのである。そんでそこで仕事をする。
高校生の頃、みんなよく夏休みの1ヶ月半、新島とかに住み込みでバイトしにいった人も多いと思うがあの感覚に近いんだなと思う。俺それはやらなかったけど、仕事上キツい事はあれど結局あれムチャクチャ楽しいんだろうなと思う。それを大人になってもひと夏6ヶ月の感覚で毎年やってるだけ。それで冬になったら今度はスキー場に移ってバイトする。それに近い感じでそれをでかいスケールで世界でやってるんだなこいつら、って見てて思う。俺はやりたい事とやるべき事と目的がこの国の中でたくさんあるから1年じゅうそのライフスタイルはできないけど、20代前半だったら1年中そうするかもね。


ともあれ先週は既に相当ハードだった。うん、CocoonのVilla After Partyあたりから一気に激キツになった。一緒にいる周りの仲間達がRAHAそんなにムリしていっぱい出かけて体大丈夫か?って心配するぐらいいっぱい出かけてるからそりゃ激キツにもなるけど、それでも去年までのペースに比べたらこれだいぶ楽して抜いてる方で、自分的には体力もまだ全然目一杯じゃないの分かってるから大丈夫だw
しかしまあほんとイビサは普通の時であっても本当にこなすべきスケジュール全てこなそうと思ったらまずかたぎの女の子じゃムリだと思うし(体力的に)、ましてやこのクロージングの時期は男でも相当に気合い入った筋金入りのヤツじゃないと完全にムリだと思う。ここでの参加資格は一にも二にもまず体力だよ、やっぱり。普通の体力もさる事ながら遊ぶ体力ね。


さて、激し過ぎる1週間をまずは終え、睡眠。と言っても寝たのは昼過ぎだし5時間ぐらいでだいたい起きてしまう。
それでもってせっかくだから来週に備え夕方からは家のプールで日焼けなどもしてみる。
俺達にとっての本当の本番は明日月曜日からの4日間。こういうメニューだ。

月 / Cocoon Closing - Ricardo, Raresh、など
火 / after party - Ricardo, RPR Sound System、など
水 / Next Wave Closing - Ricardo, RPR Sound System
木 / after villa party - Ricardo

これに島に居るRicardo繋がりのファミリーが全員集まる。この4日間だけのために、ヨーロッパは当たり前としてチリとかからもファミリー達が集まって来る。イビサと言うとPachaだの最近ではUshaiaだのと連想する人も多く、他のSpaceだAmnesiaだと言ったハコにしても観光客多いし結局コマーシャルなものしか得られないんじゃないの?とイメージする人も多いらしい。俺もよくそう言われる。しかし俺がそれだけの場所にそんな何回も行くわけがないだろう。その実力の者にはその実力に合ったものしか見えないし感じる機会もないと言うだけの事。上に書いたようなものが別に全く全てではないが、この島にはきちんと辿り着いた者にだけ開かれる、本当にdeepな世界があるんだよ。そしてそこに居る連中は音楽やってる音楽家だけでなく遊びの世界にしても世界トップのスマートな遊び方してる連中が。それが世界の色んなパーティー/フェスで顔を合わせるから楽しいんだよ。みんなも東京で色んなclub/partyに行って、いつもの知り合い・仲間に会って「イエ~ィ」って言って楽しいでしょ。それを彼らは世界でやってるって事。しかもいかした連中のみのコミュニティーで。正直楽しさのレベルが10段階ぐらい違うよ。知ったらもう戻れない。
そして、だれだれを日本に呼んでるからその人のツテでそういうところにも行けた、正直それって違うと思う。一人の人として彼らが認めてその結果を伴ってその場/コミュニティーに顔を連ねる、それでなくて何の意味があるのかね、と言うのが正直な気持ちだ。自分に対しても。
俺が見てる限り日本の周りの中堅以上の人達、結構もう凝り固まっちゃって難しいかな、って言う人多いように見えるから、若い人、これから10年ぐらいかけてのつもりで頑張る人もし出て来たら未来明るいんだけどな。音楽作ってどうする、と言う事だけにとどまらず、本気でそういうマインド持って色々やりたい人で見込みありそうだなあと思う人、応援したいしホントに応援するかもしれない。


さて夜は先週も行ったヘルシーレストランへ野菜カレーを食べに。ここはちょっとしたアートな品も展示していて、アムスではその個展も開いているようなこぎれいな店で気に入っている。外はだいぶ寒くなった。もう夜は薄い綿のパーカじゃダメだ。特に今日は風が強い。


トイレの表示。これは男。


これは女性。


スペイン語、そんなに話せないけど、単語に男性・女性の概念がある。それで友達が教えてくれたのは、男の存在として扱っているものは語尾がO、女の存在はA。例えば「美味しい/良い」とかって言う時、男の概念のものを言う時はbueno、女のものに対してはbuena。
日本語ペラペラのヨーロッパの友達が教えてくれた覚えるコツとして、日本語でも男はオトコ、要はオトコォで最後のコがOで、女はオンナ、オンナァで最後がAでしょ?なぜかそれと一緒なんだよ~と。そんでこの不思議な法則、俺の知る限り全てに当てはまってるから面白い。このトイレの場面でも、「CHICO」と「CHICA」。(Sは複数) こういうのも面白いなあと思って生活している。もしこれ違ってたらスペイン語まだ全然なんで指摘お願いしますね :)



翌日はよく晴れた。ある物で色々食べ、今日からのこの最高の4日間をより素晴らしい気分で過ごすために2時から6時過ぎまでプールで日焼け。よく焼けたww


シャワー浴びて出て来たらキッチンで女のコ達がアロエ作ってて、これ肌にいいからRAHAつけてみて、といっぱい塗られてしまった。 晩ご飯作ってくれたの誘ってくれて一緒に食べる。ホントヘルシーで美味しい。体にムチャクチャ良さそうだよ。


食事の時はみんなで色んな話しをする。俺のする話しとか、彼らの周りに日本人なんて俺一人しか居ないから珍しく、みんながいっぱい興味持って聞いてくれる。俺は海外に来てこういう彼らみたいな人達との時間を通して、日本に居るだけでは普通に思ってしまっていた感覚や言動が実は世界の標準の場ではちょいとずれてしまっている事なんだとか、ごく普通のああこういう事が世界共通人としてのたしなみ・感覚なんだなとかって事をマナーと共に勉強させてもらってる。俺自身子供の頃から留学してたわけではないのでまだまだ分からない事学ばなければならない事がたくさんあるから。だけど一方で彼らが言ってくれたのは、俺の毎日の生活・色んな事への準備やスタイル見てて、学ぶところがいっぱいあるんだって。意外だった。生きる事のプロフェッショナルなんだってw 自分的にはまだまだ隙だらけだけどなw
まあ確かに、誰よりも寝ないで遊んでいながらやる事や仕事も毎日ガンガンやってるのみんな見てたからな。それでいて体調壊さない。こっちでも誰よりも遊んでいながらも同時に、日本人の中でもセルフマネージメントや先の先まで読んでのそれに向けての効率的な行動とかは誰よりもきっとできてるであろう俺のそういうところは、彼らヨーロッパ人にはあまりない部分でそりゃ刺さるかもな、と思った。とにかくDinnerだけに限らずみんなとこんな風に過ごす時間、リラックスしてて本当に楽しい。





さて、最後のホントの佳境の4日間がこの晩から始まる。だけど、俺だけその前に一人DC10へ。この早い時間から出歩くと以降どんどん辛くなってくるのは分かってるけど、circolocoもこの日入れてもうあと2回のみ。あそこでしか会えないような仲間・よくしてくれる人達もいっぱい居るし、ここは頑張るところだよ。
10時半くらいに中に入り、思ってたように会いたかった友達にたくさん会えてホント行って良かった。やっぱここの裏のVIP AREAは広々としててみんなとゆっくり会話ができるからいい。他のクラブのVIPの溜まり場はどこも音がうるさい中だからここだけだよ、こう言う感じで交流できる大箱は。



Moritz Von Oswald。この人のプレイもさる事ながら、フロアーのお客さん達は、「ねえ見てあの人。さっきからずっとあの表情のまま微動だにしないでDJしてるのよ。あんな不思議な人見た事ないわ!」って大騒ぎしていた。初めて見たけどたしかに見てる間ず~っとこの表情のまま1mmも動かずになんか不思議にすごかった。


さて今日の本番はここではない。1時前には引き上げて一度帰宅。ご飯も食べて体勢を一度立て直す。
帰りにいつもtake awayしてるケバブバーベキュー屋で買って帰る。調理を待ってる間、ここと併設しているレストランで出す用のロブスターの水槽を見てるのが俺の好きな時間だ。だがこれを見てるといつも色んな事を思ってしまう。ああ、もうすぐこいつら確実に殺されるんだなあ、とか。こいつらそう言う事、なんとなく自分らでも分かってそれまでの毎日を過ごしてるのかなあ、とか。そうだとしたらその気分てどんななんだろう?って。自分も食べる側でいてこんな物言いはないが、なんか無常みたいな気持ちになる。
そんで7月とかはこの水槽の中がもう何重にも折り重なるようにエビだらけだった。それでもってそのエビ達の中でも当然強い弱いがあって、それがもう一緒にこんな狭い水槽に24時間閉じ込められてるもんだから、弱いヤツは1日じゅういじめられててもう大変。これストレスで食べられる前に狂っちゃうだろうって気さえする。そんでもってそういうのを見ながら、ああ、こいつは今ここで番長で一番強いんだけど、今このすぐ後の瞬間にでも、タイミングで店員の網で掬われた数分後には絶命して人間に食われるんだなと思って見てた。ちょっと前まではその場で一番強かったのに。。なんかそう言うの思ってると、仕方ないんだけどなんだかなあ、と思ってしまうよ。食べるけどもさ。なんかそう言うのとかあるから、俺、今生きてました、っての食べられない。なんか色々考えちゃってダメだな。だから無人島では生きていけないだろうな。
そんでもってあれだけゴチャゴチャと居たエビ達も、今水槽の中はこの感じ。もう2匹しか残ってない。みんな食われたんだなあ、あの強かったヤツも。そう、ここでもこの島のクロージングがもう今まさに迫っているんだと言う事を感じる局面と言えるなあ。




さーて、4時過ぎからCocoon Closingへ。なぜかそこまでの混みじゃなかった。Closingなのに。何故だ?やはりそう言う事なのか?
RicardoとRaresh、もう、2人でのB2Bやってた。Ricardoも最初超ダラダラし過ぎてたけどB2Bじゃなくて一人で1時間やるようになってからはビート乗りで全然良かった。


9時くらいからTobi Neumannが加わってからは明らかにダメだった。少したってくると、2曲続ける時間はMIXとか超上手いしいいんだけど、とにかく二人と色が違い過ぎ。ほんとダメなB2Bだった。最悪に近かった。
しかしToby、レコード置いて5秒でピッチ合わしすぐさま曲入れたりするのにはビックリした。
Rareshのmixもすごく勉強になったなあ。
いる人達(お客さん)のメンバー、雰囲気は良かったな。考えた末終わる前の10時半に出た。11時に終わったって。





スーパーで買い物して12時帰る。くったくた。もうヤバい。
とにかく横になるが多分寝れたの20分。
ともかく午後3時に起き、ストレッチ、さらには家のみんながやってたヨガ一緒にやってなんとか回復した!

Cocoon AfterのDestinoへ。これは今年新しくできたホテル。Ushaiaみたいなヤツだ。去年のCocoon opening afterやったPunta Arabiみたいな感じだったな。Cocoonしかしこういうの好きだな。


この日は2フロアー。屋外のメインフロアーはSvenがプレイ。ここはもうなんかキャッチーだった。居る人達もホント観光客然としていてノリとかも俺的には結構キツく、ほぼ居れなかったな。このアフターこれでもwristband onlyのはずなんだけどな。。。

俺達の居場所はもう一つの地下フロアー。こっちはRicardo & [a:rpia:r] オーガナイズ。こっちは何と言うか、もう最高だった。
Ricardo, Rhadoo, Rareshがずっとプレイ。後半はAlexandraも。しかし自分の部屋の隣の女の子がこのメンツに混じってプレイするのを見てて、ウーすごいなあ、負けてらんないなあと思わされる。

暗過ぎて分からない。それぐらいかなり暗い。そしてこの辺りになってくると写真はもうあんまりない。もう撮る感じじゃない距離感にみんなとなってるし。レポートもまあこんなもんでいいだろう。ただ一言分かり易く言うと、日本人もうとっくにゼロ(悪いけど本当に嬉しい!)でこっちの本当の仲間達と最高の音楽を一緒に楽しむ。このへんになってくるともう全て最高の時間だった。


23時過ぎぐらいにはみんなと引き上げる事にする。そう、俺達の本当の本番は明日とあさって。充分楽しんだしここでのこれ以上の深追いは禁物だ。とにかく明日水曜日起きたらもう金曜の朝まで寝る事は1mmもないのだから、その前になるべく休息を取っておく必要がある。当たり前だがもうここまで来るとみんな疲れ切っているのだから。
外に出て上のメインフロアー必然的に通ったが、やはりもう色々と難しかったなあ。自分は。昼間からちょっと歩いてると粗野なでっかい声で話しかけて変に絡んで来るヤツもいればもう色々だった。俺もうああ言う感じのは求めてないなあ。なんか今年は色々考えさせられちゃう1年だったなあ。


帰り、それにしても昨日ぐらいから急にpoliceが厳しくなったな。ものすごく車停めてコントロールやってる。めんどくさい。




寝たの結局朝方だったけど、この日は熟睡出来た。夜8時半起き、30分かけて充分にストレッチ。疲れてるけどだいぶ回復できたな。
とにかく今夜明日に備えてエネルギーを補給しないとと思って外にバーベキュー食べに出ようと思ってたけど家でパスタ作ってくれたのみんなで食べた。
そしていよいよ今夜は!

Next Wave Closing。


これがうちらグループの本当の本番。6月からやってて、そこがいいんだけどコマーシャルさがなさ過ぎて今年のイビサでは残念ながら4回で打ち止めになっちゃったけれど(w)、そのオープニングでは先日Chaosでも来日してたFumiya Tanaka, Thomas Melchiorも登場したイビサで最もまっとうにアンダーグラウンドなパーティー。

2時ぐらいに到着。
最初Rhadoo, 俺が11/2にAIRのパーティーに呼んだPetre Inspirescu, RareshのRPR3人でずっとB2B。そして3時半くらいからRicardo登場でそれに参加。盛り上がったなあ。フロアーは奥を仕切って使ってたのでもうパンパンだった。
この日、音は言わずもがなバッチリだったのだが、DJ横のVIPが狭過ぎるのと、あとこれが唯一にして最大最悪の問題だったのだが、店のエアコンディションが全く効かずそう言った意味でもう最悪。もうサウナ状態。あんな暑いクラブ、生きてて初めてぐらい、って言うぐらいの環境だった。それでもそこには仲間全員居て楽しいし、何とか頑張っていたのだが、途中5時過ぎてから多分騒音を防ぐために入り口のドア締め切り出したのでもう地獄。それまで風が通る入り口付近が唯一のオアシスのようになってたのだがそれもなくなりもうこれは完全にムリ。生物だからムリはムリだった。
8時くらいにちょうど家のみんなも堪らず外に出たのに付いて行ってここでのパーティーはこれで切り上げ昼からのアフターに備える事に。うん、あの状況は確かにあれが正解だったな。


この日のルールはno flash。だからこの写真しかないよ。




帰り道にみんなと離れ一人寄り道。すぐそこにこういうところがあるから、どんな疲れていても魂は救われる。海岸に出るとそれだけで本当にリフレッシュできる。生き返った。


フルーツとかも食べないと。


帰って帰りがけに買ったワッパーを腹に詰め込み、みんなと部屋アフター。



そして昼からいよいよこの4日間を締めくくる最後のパーティーへ。Next Wave after villa party。
西側の結構山道奥に入った所だった。去年のこの同じ時期のあの最高のVilla Partyに続きこれまた最高級のVillaだった。目の前に広がる海・景色。もうあまりに最高過ぎた。



DJは自分らが着いたらもう全然Ricardoがやってた。クラブと違ってユルユル多分116~120とか。やっぱ俺Ricadoのこういうのが好きだ。自分にはクラブでのプレイよりも全然良かった。


これが今年のibizaのbest partyだった。とにかく素晴らしかった。先週のCocoon Ricardo villa after, Enter. ClosingのRichieの家アフターもすごく良かったが、今回のは人数も100人以下で本当に親しい友達のみ。only friends. そしてこのdeepな音のシーンの重要人物達はほぼ顔を揃えていた。重要なのは、知り合いだからと言ってそこの雰囲気に見合わない人は呼ばれていない事。最低みんなと同じように踊れない人などそこにはほぼ居なかったし、今日の人達は本当に紳士淑女のみのbeautifulな人達のみ。みんな笑顔で男達も目が合うと挨拶してきてくれて本当に感じが良かった。居心地も本当に良かった。ああ俺が特に今年求めているのはこういう事なんだなと分かった瞬間でもあった。





その後陽が落ちてからまず、Bihn、そしてAlexandraとのB2B、最後はValentino Kanzyaniも加わって3人で。


でも本当にさすがこの少人数のvilla afterは、その振る舞いだけじゃなくて男女みんな踊りがちゃんとしていたな。俺ぐらい踊れる女の子も数人居る。みんな踊りで挨拶して踊りで返す。
ここから厳しい事言わせてもらうけど、やっぱどう考えても、ある程度普通にセンス良く踊れないと上の方の場面に行くとホントただの田子作だよ。観光客しかいないようなとこだったらまあどうでもいいんだろうけど。これ読んでる日本の若いやる気のある諸君、どうかこれからもっともっと踊りというものには大きな意識を持って欲しい。キミ達から見て上の方の人達は正直この点もういかんともし難いから。見てると、改善しなくちゃと言う発想は結局まるでなさそうだ。
スマートに素敵に振る舞える。会話してる時だけでなくダンスフロアーの中でも。その方がいいに決まってるだろ。シーンにとっても。今の日本のシーン、俺から言わせると昔から今に至るまであまりにもそこらへんに対する意識がないに等しいで発展してきたからフロアーの中身がこういう絵になってるんだよ。今の日本の "フロアーの中身その絵面"、自信を持って世界の他のいい感じの都市に見せれるかい?誇れるかい? 先日ベルリンに住んでる友達の女の子が日本に来ててクラブで俺に言ったんだ。彼女俺のこのコラム読んだらしい。それで、それまではその踊り方とかについて彼女特に意識した事がなかったらしいんだけど、俺が前に同じ事書いたそこのとこ読んでヘ~そうかな、という目でDJ Boothからダンスフロアー見てみたら俺の言ってる意味初めて理解して愕然としたって。彼女からしてもかなり絵的に厳しいものがあったらしい。忘れちゃいけないのは向こうから来てるゲストのDJはその風景見ながら回してるんだからね。彼ら世界のクラブ先進国から後進国まで色々行って色んな国があるってのに慣れてるからまあもう俺のような尖ったわざわざ批判的な感想は明確に持とうとすらしないだろうけど、まあ残念だよね。おお~、この国のフロアーの人達、踊りすげーいい感じだし、いい感じやね~!イケてるわ!って思わてあげたいよ、どうせなら。そっちの方が彼らのテンションだって良くなるに決まってるし、そうなった方がわざわざ日本仕様にスタイル変えずに本来と同じに近いスタイルでもっといいプレイしてくれる。日本の人達が勘違いしてるのは、フロアーのバイブスさえよければそれでit's okって思っちゃってる/言っちゃってる事。フロアーのバイブス・雰囲気が一番重要なのはそれは間違いないんだけど、それ以上の「その曲をまさに表現したホントに素晴らしいリズム感がフロアーに充満してる。一人一人全員のそのいいリズム取りの重なりによって」とかって言う部分を全く度外視してる人がほとんどだよね。
俺フロアー見てて、ホントに恐ろしいなあと思うのは、いわゆるトップDJの部類の人でもリズムちゃんと取れてない人が実は大勢居る事に驚く。海外ではまずそういうのに遭遇した事はない。単に8ビートが正確に体でキープできないんだよ。上下にアップダウンしてるのが、カッコイイ悪い以前にリズムに正確に合ってすらいなくて見てるとどんどん早取りしてリズムがずれてって、結局beatが8あるところで9回アップダウンしてるんだよ。
泣きたくなる。ああ、この人の体、ホントにはこの曲のビート感じ取れていないんだなー、体では。それでもトップDJなんだなあ、プレイ自体は悪いわけじゃないし。なんだこれ? あぁ、これが日本か、ってなんかガッカリなんだか愕然なんだか言い様のないやるせない気持ちになる事が日本ではすごく多いよ。 音のプロのはずなのに。そういうのに比べて、DJでもDancerでも何でもない普通の女の子だけど音楽と踊るのがホントに好きらしく来れる時は毎週のようにいいパーティーに顔出して長い時間フロアーで楽しそうに踊ってるコの方が実はよっぽどいいリズム/グルーブで踊ってたりする。実際。なんなんだろうなあ、ニッポン。ってこの点とかで思うのは、色んな人と話しするけど俺含めて少数のようです。みんなほとんどの人が気にしちゃいない。

日本のクラブシーンってスピリッツとかはすごいいいと思う。みんなで心を一つにしていい雰囲気を作り上げて。そこらへん海外の人もすごく評価してる部分だとも思う。そしたらそこに田子作から脱皮したホントのスマートな感じが加わったら、今のシーン、もっと魅力的なものになるんじゃないのかなあ、と言うのが俺の意見だ。またそういう風にしていかないと、若いこれからどっかのシーンに入って行くっていう新入生のコ達が続々とは入って来てくれないんじゃないの? だって新入生のコなんて最初からその本質が理解出来てて好きだからそのシーンに入っていく、なんて入り方じゃないんだから。やってる事かかってる音楽実際まだそこまでよく分かんないけど、ここにいるこの人達明らかにカッコいいオーラ放ってる、この人達/このシーン/このカッコいいオーラを放ってるイカした人達が聞いてる&提供してるまだよくは分からないけどきっとすごくイカしてるんだろうなと思われる音楽、を追ってみたいなと思わせるものがそこにないとオタクに近いベクトルの人しか入って来にくいんじゃないかと思うよ。まあ最初からあまりにただチャラチャラしただけのは雰囲気下げるだけだから入って来てもらわないで違うシーンに行ってもらった方がそれはそれで逆にいいんだけどもさ。それにしたってだよ。
まあとにかくガンガン行ってるみたいな人は置いといて、みんなもっとガンガン海外のしかも行くべき質のいいとこに行ったほうがいいよ。旅行ね。ダメな人はそれで自分がどんなにイケてないかまず知った方がいいw そうすりゃよっぽど頑固か勘の悪い人じゃなければ踊りとかも変わっていくだろ。




まあ文句・提言ばっかになっちゃって悪かったけど、いきなり戻ると、とにかくこの日は最後まで本当に心から楽しかった。perfectな1日だった。
今年はそうだなあ、Robert Johsonで過ごした2回行ったパーティーとこの日のVilla Afterは中でも突出して良かったなあ。文句なかった。
このクラスの場になると本当に素晴らしい女性はたくさん居て、中でも今年仲良くなった仲間のコで一人最高な女の子が居る。気品があるし美しいしプライドがあるし音分かってるし仲良くなったら優しいしスタイルはいいし服のセンスはいいし何よりdanceが島で一番。最高のグルーブで俺とも同じ踊りする。彼女は本当に素晴らしい。
「いいパーティーには全て来ててずっと踊っててホントにrespectしてるんだよ」って言った。そしてお互い昨日から寝てないけどこのアフター終わった後アフターアフターのUndergroundのRhadoo行く?って聞いたらoff course! って即答した。彼女は筋金入りだ。

パーティーは夜1時に終わった。でも終わって音止まってもその時点で残ってた強者達はみんなほぼ動かず。最高のパーティーの余韻に浸るかのようだった。あれもなんかいい時間だったなあ。しばらく長い事残っていて、結局出たの多分2時過ぎてた。なんか夢のような時間だったなあ。本当に素晴らしい完璧な時間だった。あそこに居れて今日の自分は本当に幸せだなと思った。





疲れはピークを越えているどころの話しではなかった。一度帰ってとにかくフルーツ少し食べ、ストレッチしたらなんと一気にだいぶ回復。やはりストレッチ、ものすごいなお前。もうこれで全てを終えて家でゆっくり家アフターでもよかったんだが、villaで俺がパーティー仲間のプロ同士として一目を置いている何人かにこの後アフター行く?って聞いたらみんなにof course!って即答された。こうなったら逆にあっちから一目置かれてる俺としては行かないわけにはいかんだろ。と言う事で友達とも男の約束をした事だし、最後の気力を振り絞ってUndergroundへ。着くのが遅くなっちゃって、さすがに強者達もだいぶ引けちゃってた。さすがにな。でも残ってた仲間達はものすごく喜んでくれて、もうこうなって来るとここらへんのメンバーはみんな戦友みたいな感覚になってるから、うん、行ってほんとによかったな。このアフターではRhadooとRareshが二人で一晩回してた。Rareshはパーティー来てくれてありがとう!だって。ホントに人柄が素晴らし過ぎるんだよこのへんの人達。
最後まで完走したな。頑張った、俺。もうムリだ。終わってから帰ってご飯いっぱい食べリラックス。シャワーも浴びて時間的にはまだ寝てもないのにもう午後の3時になってたが、かなりスッキリした!大丈夫だ!w




そしてこの日朝早くに、この家にstayしていたカップルが国に帰った。そして明日土曜日には最初から一番世話を焼いてくれた別の2人が国に帰ると聞いてショックだった。最初から一番よくしてくれたんだ。そして日曜にはまた1カップルが。こうやって昨日まで10人でギュウギュウに住んでたのに少しずつ減って行ってしまうんだな。寂しいけどこれがイビサ。promiss. see you next year. 毎年夏の間だけこのみんなと過ごせる。そしてまた来年会おうね、って約束して別れる。だから逆にエモーショナルな要素がありいいんだよね。



何でイビサばっか行くの?その分行ってない他のとこ行けばいいのに、って聞かれる事あるけど、それも確かに一理あるねと思ったけど、それでもこうする理由はこればかりは同じ事してる人じゃない限り絶対に分からないだろうな。

分かり易い例で言うと、自分の家族の家には子供の頃から軽井沢に別荘があって、夏休みの間は何年もの間必ず毎年1ヶ月は家族みんなでそこで過ごした。するとそこに同じように毎年同じくらいの期間来ている人達が数多く居て、彼らの同い年くらいの子供達と仲良くなり、彼らと毎日遊ぶのが一番の楽しみになる。毎日お互いの庭でプラバット野球をするし、一緒に花火もすれば1度ある盆踊りも一緒に行く。そしてそんなコミュニティーの友達とは、子供同士だから東京に帰ったらまず会える機会はなく、毎年夏にここだけで会える友達、でもすごく仲のよい大切な。それには1年だって飛ばしたくないのだ。軽井沢ばっか行かないで1年やめて伊豆行けばいいのに、行った事ないんでしょ?って言われても、このルーティーンをしている者にとってはこれがとても大切な行事なんだねー。体が2つあってお金も時間も無限にあったら是非あっちもこっちも行っときたいけどw

あとこれはそう言うのに興味ある人にとって限定の話しになるけど、ここは毎年来始めてそれを数年続けるうちに、島に住んでる人、長期滞在している人達が自分の存在を自分達と同じく毎年いつも長期で来るヤツだなと認知するようになり、と言ってもあの場でヤツらに混じって対等以上に通用してないと何年経っても顔も覚えてももらえないと思うけど(ここはそんなに甘いとこじゃないんだよ)、始めは数人から始まりそれがゆくは何百人と言う友達ができてくるとただの観光で来ていた時とは飛躍的に違う楽しさが生まれてくるんだよ。
そしてこれが自分らには重要なとこだけど、それは世界中から当たり前に毎年来てる各国のCLUB遊びの猛者達で、その中には、有名無名含め各国の、音楽関係者・アーティスト・クラブ関係者・プロモーター・そして踊り(これ不可欠)から会話からマナーから全て洗練された本当にトップどこの遊び人連中が数多く含まれていると言う、まさに俺たちのような生き方選んでる人種にはこの上なく刺激的且つ世界最高と言って間違いないであろう環境がそこにあるんだよ。遥か昔海外行き始めたばかりの頃は自分の事分かる人なんて居るわけがないし、とにかく一緒に行った自分達のグループだけでそのパーティーをenjoyすればそれで最高だった。これを俺らはツアリストみたいな言葉で表現するけど。でもここまで来るとそれで本当に楽しいかと言うと正直全然足りない。
例えば東京から死ぬほど離れた地方の人が一念発起してお金もためて初めて東京のWombとかageHaに来て、それはすごく楽しいと思うよ。始めのうちはね。だけど徐々に見えなかった色んなものが何とか見えるようにはなってきて自分の遊び人としての経験値も積んで来たら、恐らくいつまでもだれも自分を認識もしてくれないawayの存在のままでは、回を重ねれば慣れと共にその刺激は当然フレッシュさを失っていくわけだから最初のうちにショックと共に感じられたほどの満足感はどこか得られないのではないのかと思う。
これは人それぞれの感性とどこまで遊びの世界を感じたいかと言うその人のいわゆる生き方・タイプによるので、人によってそうな人と全くそうでない人と居ると思うので、そう思わない人はどうぞ流して下さいね。
前者のタイプの都会であろうが田舎であろうがいわゆる "街の人達" に関して言うが、俺含めてそのそれぞれの街である程度顔売って遊んでる人達はいつまでも単のツアリストではそれだけでは確実に満足出来なくなる。その最初の驚きとは別のベクトルの、いわゆる自分が憧れを持ってわざわざ遊びに来てるその都会の最前線での遊びの世界でも徐々に自分の名前・顔がいい意味で覚えられ、自分の顔が売れて行き、最初は眩しくまた別世界にも思えたそこの住人達と交流しタメに認められた仲間になり、ゆくは今まで自分らの街でしてたスタイルとは別次元の遊び方を自分もするようになる、という方向に徐々にでもいいから近付かないと面白いわけがない。自分はそんな欲求は全くないなあって言おうが、街の遊び人ってのは多かれ少なかれだれでもそう言う欲求を持つ人種。今も昔もそういうものなんだよ。少なくともこの俺のコラムわざわざ読んでるような人達はそっち側だぜ。


ふう、どうも今日は色んな事に対し熱く語ってしまうようだよ。あれだけ限界を超えてクッタクタで帰って来たと言うのに、俺はこう言った思った事思った事をその時に書き留める事にしている。だって忘れちゃうもん。時にものすごく大事な気付きとかでさえ。
なんだかんだでこの日も気付くと夕方5時過ぎ。有り得ない。寝た。

またしても4, 5時間ぐらいしか寝れなかったがそれでもだいぶ楽になって、時間遅かったから外の美味しいgrill(ステーキ屋)へ行く。いやあ割といい牛肉腹一杯食べて美味しかったなあ。

ここはお勧めだよ。





そして翌日。最初から一番俺の面倒見てくれたIanとTjasha(右から3, 2番目)がついに帰国した。本当に悲しかった。でもこれがあるからまた来年の再会の喜びがある。this is life. 6月からのこの夏、本当にありがとう!!
これがこの夏の俺の一番の写真。この夏たくさんの思い出を一緒に作った俺のfamily達。


そして子供達。



夕方からずっと横になってたけど体調はもちろん最悪。まあ当たり前だ。そんな時に夜でも気分転換にフラッとするにはこの街はホント最高だ。
ここの街はきちんとした裕福な子供連れの家族達もとても多い。子供達のためのこんな施設も嫌な感じじゃなくあったりする。


この夜はルームメイト達がUndergroundでDJする日だったがさすがにもうムリ。出し切りました。ギブです。寝る。



いっぱい寝た。でもまだ全然だ。翌日初めてトライしてみた、前から気になってたSant JordiのChinaは大ヒットだった。これは入って分かったがバイキングだった。これが最高!肉やエビや野菜、自分で選んだ好きなのを目の前で焼いてくれて味付けがまたイビサでは有り得ない待望の醤油ベース!中華や寿司も食べた。バイキングだから別段素材がいい訳ではないんだろうけど、いやあバッチリだったなあ。かなりご機嫌になった。しかも安い(22)!これは今後も俺の命を救い続けるだろうな。


お腹いっぱいに栄養を補給した後は、マッサージを受け、少しずつ回復して来た。まあ例えて言うと病み上がりみたいな体調だからまだ全然完調には程遠いけど。
帰りSpaceの前通る。今日はSpace Closingなんだ。知ってたけど。そして昨日の土曜日はあれだけ世話になったAmnesiaのClosingだった。だけど今年はハナから行く気ゼロだったよ。もう充分過ぎ。殺人的に混んでる中に入りたくもない。去年はこの土曜日から最恐のコンボが始まり延々木曜の朝まで続いたが、今年はその前にもう本当にいいもの充分に満喫したからもういいや。俺のスタイルも変わったものだ。
それでもこの日のSpace Closingの方は、夕方とかこの1時ぐらいの時間から遊びに行きたいとこではあったがこのコンディションではまだムリだ。一度寝て起きれたら夜中か朝から行こうかなとも思ったけど、何度か目覚めたけどもう全然行く気がおきなかった。もう激混みなのちょっといいかな。I'm closed.

Space並びのデリ。夜の1時。それでもう客は居ない。道も閑散としてる。ああ、もうシーズンが完全に終わろうとしている。



この晩はもうずっと寝てて正解だった。翌日起きてもまだまだ体調悪いもん。疲れは全く取れてない。
だけど今日はこれが最後の大きなClosing。大箱での本当の最後。DC10 Closing。
これは行く。これは行かないとさすがにダメ。去年に続きTaniaが待ち合わせてくれ一緒に入る。ホント感謝だ。


彼女は外のGarden(特設ステージ)で20:30-22:00。去年と少しバックステージ改良してた。狭くしてたのが逆に関係者だけのスペースになっててその感じはよかったような気がした。


System Of Survivalやってた。Tania, 続いてApollonia3人。


Gardenはもう人で埋め尽くされてる。


中のバックステージはそんなには混んでなくて良かった。

René vs Andrew Grant


D'Julz


Tuccillo, ヒゲ男爵, Willie Graff


リリースはまじで絶好調, Doublet!! Holic Trax!!


D'Julz, Guti


会いたかった友達ほぼみんな来ていて特にアーティストはおそらくそのほとんどの人が今夜ここで会うのが最後。最後にみんなと会えてよかった。これでもうほぼオッケー。お腹いっぱいの感も実はとっくにしてる。

ああ、終わったなあ。一般的な大きな意味でのイビサのサマーシーズンが今日でほぼ終わったあ。人によってはもう先週夏をクローズしたよ、って言う人も結構多く、そういう人はもうAmnesiaもSpaceもDC10もClosing出ないで夏を締めてる。これはその人によってまちまちなんだが。

時間はmid night0時。いい頃合いだ。出るみんなと一緒に退散する。毎年と同じく大箱のトリを飾ってのcircoloco、今年もいっぱい遊ばせてもらいました、ありがとう!

帰りにSpaceの前通ってみる。もうこんな感じ。全て終わった。


Ushaiaもこんな感じ。ここはホテルはまだ営業してるからまだやってるけど活気そのものはもう全くない。


10月8日 am00:15 Space目の前の通り


Spaceのほんとに目の前の、普段だったら間違っても入らないような完全初心者ツアリスト用レストランでチキン&ライス食べる。ひどい内容だったw



無事に家に辿り着くと、なんかリビングでみんなDJしながら楽しくパーティーしてる。さっそく参加。なんだよ超楽しいよ。これはそのあたりのパーティーで遊ぶよりも家でこのメンツで遊んでた方がよっぽど楽しかったりする。メンツがいいからなw 家でかかる音は聞いた事ないような曲含めて最高だし。俺もいっぱい曲かけさせてもらったな。それでもって、ここ数日俺が撒いた種に火が点いて何かLINEが話題になっててみんなダウンロードして遊んでた。日本によく来てる日本文化通の一部の人を除いてヨーロッパの普通の人達みんなLINEなんて知らないからね。俺が、これ知ってるかい?日本の若いヤツら、男も女も全員これやってんだぞ、ってやってみせたらなんかみんなものすごく気に入ったみたいで、一部の人達の間、特にSloveniaのシーンではすでにもうかなり広まっているという話しだ。ウケる。


DC10も終わって島を訪れていた多くの人がこの島を去った。この家に泊まっていた人達もほぼ全員帰国した。でも俺はまだあと10日近くある。これは調子いい。だからずっと何も焦る事無く過ごしてきてた。ホントは最低でも11月上旬まで居て色んな友達の家に遊びに行ったりして深~く過ごしたいんだけどね。でも日本で毎年恒例のHalloween Partyやる事もう決まってたから今年もムリだ。来年はどうするか考えよっと。だってこっちでのHalloween Party、メッチャ面白いよ~RAHA! 帰らないで絶対居た方がいいって!って友達前から言うからね。



火、水とゆっくり過ごした。大きいのはDC10のでもう終わったが、中小規模のは実はまだ全然ある。逆に言うとこれからもまだしばらく毎日のように何かしらある。それでこれも実は意外に面白かったりする。この時期超えてもまだ島に残ってるまあdeepな奴らばっかり集まるって事だからね。Villa Partyのお誘いもいっぱいあった。

それで木曜日のNima GorjiのGrialでのパーティーにDJのオファーもらった!最後この1週間ちょいで幾つか話しも来てるし幾つか実際にmakeできそう。ちょいとやっとくか。一応ね。

火とかにも、Binhとかも回す友達オーガナイズのわりかし面白そうなパーティーもあったけど、木曜のDJの準備と体調まず戻す事に専念。先週あまり満足にできなかった日本との仕事やHalloween Party果てはその翌週のBeat In Me feat. Petre Inspirescu@AIRとかのやり取り・準備・告知とか、やらなきゃいけない仕事も山積みしてたからね。仕事の話しが実はあったSankeysのClosingも結局行かなかったなあ。
まあその分、家でみんなとめちゃめちゃ楽しい時間を過ごせてすごく良かった。なんか俺が昔踊ったり歌ったりしてたSHOWのYouTubeとか見せろ見せろって言って許してくれなくてみんなで俺がPurple Rainとか唄ってるの見る鑑賞会とかになったりもしてたwww

水曜の夜は一人外食に出てみる。この街のレストラン、気になったの端から入ってみてたけど、前から一番きれいだなと気になってた角のレストランに入る。この店はほんとかなり素敵だ。外の感じとかかなりいい。シュリンプカレーは安いし美味しかった。ここの街はきっとどこもそんな高くないよ。Playa den BossaやPortで食べるよりもよっぽど安くていい。あそこら辺はホントどうでもいいような店でも高い事言うからね。デザートのチーズケーキも食べて(27)。この店の雰囲気でこの味でこれはホントに安上がりだ。それにしても日本はご飯とかホントに高いよなあと思った。


俺、ちょっと寒かったから店の中で食事してたから気付かなかったけど、check終えて帰ろうとしたら、明日のそのパーティーのNimaとかが外でDinnerしてたからそこに合流。
明日木曜のこのNimaのパーティー『PEOPLE FROM HERE』のこの日のタイトルは『1ST WINTER SESSION』。そう、イビサのサマーシーズンは終わった。それと同時に、別の意味でみんなが待ちに待ったWinter Seasonが今まさに始まったのである。





最後に嬉しい告知をさせて頂きます!今日(12/13)からのこの1週間で、ヨーロッパのRADIO, Label Podcastでなんと3つのプログラムで僕のDJ mixが放送/公開されます。どのプログラムも尊敬出来るアーティスト達が運営する本当に内容のしっかりとしたもの。ヨーロッパのアーティスト/クラウド達に自分のやっている音楽性がきちんと評価してもらえる事は僕にとってこの上なく嬉しい事。3つのmixは全て違うものです。時間あったら是非聴いてみて下さいね!


■1) 『Coloursmusic.org podcast #11 - RAHA』
https://soundcloud.com/colours-music/coloursmusic-org-podcast-11

■2) 『DANI CASARANO present Connect From @ Ibiza Global Radio』 Dec 19th (Thu) 2~3AM EUROPE (EU-GMT+1) / ★10~11AM JAPAN★
ー 『connect from episode 14 raha / 2013.11.05 RAHA Live @DOMMUNE,Tokyo』 ー
http://ibizaglobalradio.com/webapp/en/

■3) 『Pink City Beats (PCB) WEB RADIO (Spain/France)』 Dec 19th (Thu) 23~24PM(GMT+1) IBIZA / ★20th(Fri) 7~8AM JAPAN★
ー 『RAHA - December 2013 DJset』 ー every 3rd Thursday 23pm (GMT+1)
ON AIR : http://www.pink-city-beats.com/artiste/RAHA


1)のColoursmusicはSloveniaの優良アンダーグラウンドLabelで、Faster, Vinyl Speed Adjust などと言った自分が日頃から普通にTrackを買ってかけているようなアーティスト達に交じってPodcastを提供しました。
2)のDani CasaranoはCadenza, 自身のMelismaなどのLabelから数多くのキラートラックを持つトップアーティスト。この日は彼の番組内で僕のmixが1時間流れます。先日11/5にPetre Inspirescuと一緒に出演させて頂いたDOMMUNEでのLive Recordingを提供しています。
3)のPCB RADIOは僕が現地イビサの毎月第3木曜日23時(日本時間金曜朝7時)からマンスリーレジデントを務めているお馴染みのWEB RADIOです。こちらは2,3日うちに制作する最新Mixを流します。





archive

vol.1:Just Arrived in Ibiza(June 10th 2012)
vol.2:COCOON Opening & WOMB TOKYO@SPACE(June 18th 2012)
vol.3:partyとlife in Ibiza(June 30th 2012)
vol.4:London(July 11th 2012)
vol.5:Hasta luego!! (See you)(July 25th 2012)
vol.6:番外編 ~ 日本にて - Ooooze BEACH ~ そして再び(Sep 5th 2012)
vol.7:Closing Seasonの始まり(Sep 23th 2012) vol.8:Party Rushとハプニングとか(Sep 30th 2012)
vol.9:DJ, そして毎日がCLOSING PARTY。ギリギリの戦いは続く(Oct 5th 2012)
vol.10:CLOSINGの大ヤマ(Oct 12th 2012)
vol.11: Hasta luego!!(Oct 20th 2012)
vol.12: People in Ibiza(Oct 31th 2012)
vol.13: Tokyo Loves.....MARC ANTONA(Feb 1th 2013)
vol.14: Marco Carola x RAHA's Lounge(Mar 4th 2013)
vol.15: 今週はChaos出演。そして旅立ちの始まり(Apr 1th 2013)
vol.16: 旅の始まり。まずドイツ(Frankfult)へ(Apr 21th 2013)
vol.17: Berlin!!(Apr 30th 2013)
vol.18: 初めてのRomania ー Bucharest(May 2nd 2013)
vol.19: SUNWAVES13(May 9th 2013)
vol.20: 日本での1ヶ月(June 13th 2013)
vol.21: Hello Ibiza, I'm home!(June 24th 2013)
vol.22: Stay Quiet(July 1th 2013)
vol.23: DJといい感じライフ(July 8th 2013)
vol.24: Ibizaしばしのお別れ。ここ、やっぱりムチャクチャ楽しいわ(July 12th 2013)
vol.25: Offenbach(July 18th 2013)
vol.26: 日本での夏 ~ Ooooze BEACH vol.8(August 31th 2013)
vol.27: Ibiza 自分の後半の始まり(September 14th 2013)
vol.28: Moscow(September 17th 2013)
vol.29: 再びIbizaへ。そしてすでにClosingスタート(September 29th 2013)
vol.30: 最高の4日間、そして少しずつお別れの時(October 9th 2013)
vol.31: Winter has come! and hasta luego Ibiza!(October 17th 2013)
vol.32: Beat In Me feat. Petre Inspirescu(November 11th 2013)
vol.33: 南米・チリ(January 17th 2014)
vol.34: Beat In Me feat. RHADOO(March 17th 2014)
vol.35: 最高の思い出を。ありがとうチリ!(January 24th 2014)
vol.36: Berlin(April 18th 2014)
vol.37: ありがとうBerlin!(April 24th 2014)
vol.38: Beat In Me feat. Valentino Kanzyani(June 25th 2014)
vol.39: Bucharest(May 1th 2014)
vol.40: SUNWAVES15(May 9th 2014)
vol.41: HOME @London(July 1th 2014)
vol.42: Best time in Berlin(July 17th 2014)
vol.43: Ibiza(September 20th 2014)
vol.44: Beat In Me feat. Petre Inspirescu(December 3th 2014)
vol.45: 11 days a week(October 3th 2014)
vol.46: 最高の瞬間(October 10th 2014)
vol.47: Beat In Me feat. Barac(February 9th 2015)
vol.48: イビサ最後の2週間(October 23th 2014)
vol.49: 4/4(土) RPR SOUNDSYSTEM @LIQUIDROOM(March 30th 2015)
vol.50: 4/4(土) RPR SOUNDSYSTEM @LIQUIDROOM ~ Gratitude(April 29th 2015)
vol.51: Berlin ~ 最高のスタート(April 24th 2015)
vol.52: Romaniaでの初gig(April 30th 2015)
vol.53: SUNWAVES17 / Happy Lost(May 5th 2015)
vol.54: Bucharestにもう1週間 / 2つ目のgig(May 13th 2015)
vol.55: Off Sonar / Barcelona(June 23th 2015)
vol.56: Berlin(July 6th 2015)
vol.57: finally Ibiza(July 15th 2015)
vol.58: RhadooのパーティーでDJ(July 24th 2015)
vol.59: Beat In Me feat. Dan Andrei(December 10th 2015)
vol.60: Ibiza(September 25th 2015)
vol.61: Closingと決断(October 15th 2015)
vol.62:『Beat In Me feat. Rhadoo with Dreamrec VJ』~ RAHA 50th Birthday Bash ~(March 9th 2016)
vol.63:今年3度目のBucharest(October 22th 2015)
vol.64:Berlinから今年もスタート(April 20th 2016)
vol.65:Guesthouseでのgig(April 28th 2016)
vol.66:SUNWAVES19(May 18th 2016)
vol.67:All night Long Set in Bucharest / MEDUZA gets HIGH five@ Gazgolder, Moscow(May 18th 2016)
vol.68:Off Sonar / Barcelona(June 20th 2016)
vol.69:Less party more beach(July 6th 2016)
vol.70:Love the island(July 22th 2016)
vol.71:Ibiza最初の10日間(September 16th 2016)
vol.72:痛恨の負傷(October 4th 2016)
vol.73:ケガのその後、、Ibiza最後の2週間(October 20th 2016)
vol.74:4/1(土) RPR SOUNDSYSTEM with Dreamrec VJ @LIQUIDROOM ~ Thankful(May 30th 2017)

profile
RAHA

RAHA (Beat In Me, Ooooze / Tokyo, Jp)



16才から始めたクラビングを、彼ほどプロフェッショナルの域にまで追求し続けてきた人物は世界においてもそうは見当たらないだろう。
世界を舞台にしての完全現場主義、そして完全フロアー主義を今も貫き、ダンスミュージックの真実は、自分の家でもClubのVIP Areaでもまたインターネットの中でもなく、ダンスフロアーの中にこそあるという信念に基づいて行動する。

2008年より国内で本格的なDJ活動を開始。真の意味でのクラブ遊びを世界中でし続けてきた彼だが、それに加え90年代にストリートダンサーとして第一線で長くキャリアを重ねたその実績を通し培われた感性は、ダンスミュージックを奏でるDJとして最大限に生かされる事となる。グルーブを重視し、フロアー内を常に意識したそのプレイは、一般の人達はもとより、耳の肥えた真のクラバー達からの絶大な支持を集めている。

現在の国内での自身のメインプロジェクト『Beat In Me』では、Rhadoo, Petre Inspirescuらを招聘。現在の世界のシーンを席巻するルーマニアンハウスに焦点を当てた最もアンダーグラウンドに忠実なパーティーの1つとして大成功を収めている。
また2015年4月には、アンダーグラウンドシーン最高峰であるRPR SOUNDSYSTEM (Rhadoo, Petre Inspirescu, Raresh) のLIQUIDROOMでのOpen to Last公演を主催、大成功に導き日本のシーンに大きな衝撃を与える事となる。

2012年より、国内で最もポピュラーなクラブ情報サイト『clubberia』において自身のページ『IBIZA through RAHA's eyes』の連載をスタート。全てが自分自身の実体験を通した世界のクラブシーンの内部に迫るリアルな"今"をレポートし続けるもので、全国のクラバーからの反響は本人の予想を遥かに超えるものとなり、シーンのトレンドの先頭を走り続ける彼のポジションを自他ともに認める不動のものとする大きな手助けとなっている。
アーティスト、プロデューサー双方の顔を兼ね備え、常に最先端のダンスシーンの核となるパーティーをプロデュースするなど、シーンのトレンドセッターとしての役割も担う最重要人物の一人でもある。

近年世界のシーンにおいてそのプレイは高い評価を受け、2012年にトップアーティストが軒並み顔を揃える "PCB RADIO" (Ibiza/France) にてアジア人として初となるマンスリーレジデントに抜擢されたのを始め、Colours In Music(Slovenia), Melisma Showcase(Chile/Spain)2回, 2702(Chile), Nightclubber(Romania)2回, Medusa Bloom(Poland), Vnights(Argentina), Wē Are the Gypsÿ Childrën(USA), Bonheur (France), Switch (Sweden), CherryThreeWild (France), Clubberia(日本)と、2016年1月現在まで海外10カ国のPodcastを担当している。また今や世界においても広くその名を知られる事となった日本国内最大U-StreamであるDOMMUNEへの度重なる出演や、スペイン、イギリス、ルーマニア、ドイツ、チリ、ロシア、韓国などといった海外でのギグも成功を収め、また楽曲制作においては、2015年12月にルーマニアンレーベル『Music Is Art』より、待望の初リリースがドロップされた。日本人として今後最も注目すべきアーティストの一人であると言える。



You won't find many people in the world who has taken the clubbing to the professional level like Raha, an artist based in Tokyo. Using the world as his stage, Raha takes a totally hands-on and floor-centric approach, and works under the belief that real dance music exists not at home or on the Internet, nor in VIP areas at clubs, but rather, exactly where it belongs... on the dance floor.

In 2008, Raha started his full-fledged DJ career within Japan. The aesthetics he developed during his long career and achievements as a street dancer in the '90s still act as a huge influence on his current activities as a DJ. His work always focuses on the groove and the dancefloor, which has earned him a huge following of both casual listeners, as well as real clubers with highly trained ears.

Focusing on the Romanian house sound presently conquering the global scene, Raha has invited such artists as Rhadoo and Petre Inspirescu to Japan for his most recent club project, "Beat In Me". This project has grown into one of Tokyo's most successful parties, one of the very few that continues to stay faithful to the underground.

In April, 2015, he also organized world's top underground quality - RPR SOUNDSYSTEM (Rhadoo, Petre Inspirescu, Raresh) 's Open to Last Gig at LIQUIDROOM in Tokyo. It made a huge success and gave the scene of Japan a big shock.

In 2012, he began serializing his own travelogues, entitled "IBIZA through RAHA's eyes" as a regular columnist on "clubberia", Japan's most popular dance music website. He reports on imminent trends within the world scene based on his own real experiences, giving him the ability to influence party lovers all over Japan, far more than he ever expected, while solidifying his position at the forefront of the scene.
Wearing both hats of "performing artist" and "producer", Raha consistently finds himself creating parties which sit at the cross-section of the most up-to-date dance music scenes, and is already established as one of Tokyo's most important musical trendsetters.

In recent years, Raha has established a stellar reputation in the global scene, and in 2012 he was selected as the first Asian monthly resident on "PCB RADIO" (Ibiza/France), a program that gathers top artists from all over the world. As of November 2015, he has appeared on podcasts from 10 countries, including on Colours In Music (Slovenia), Melisma Showcase (Spain/Chile)x2, 2702 (Chile), Nightclubber (Romania)×2, Medusa Bloom (Poland)), Vnights(Argentina), Wē Are the Gypsÿ Childrën(USA), Bonheur (France), Switch (Sweden), CherryThreeWild (France) and Clubberia (Japan). He has also appeared on Japan's biggest U-Stream show DOMMUNE over 10 times, and has been invited to perform in Spain, England, Romania, Germany, Chile, Russia, and Korea.

And he also has started producing music, and December 2015, he finally released his first track from Romanian label "Music Is Art".

Story has started. Raha is certainly one of the few key global artist in Japan worth keeping a sharp eye on from this point forward.




■Facebook Artist Page (RAHA, Tokyo, Japan)
https://www.facebook.com/pages/RAHA-Tokyo-Japan/727923453927980

■Raha & K-Sobajima - Nine Months [Music Is Art 004]
https://www.youtube.com/watch?v=25sLmwpJ1cw

■RAHA DJ Mix
http://soundcloud.com/raha_jp/tracks

■PCB RADIO (PINK.CITY.BEATS / Ibiza, France )
http://www.pink-city-beats.com/
http://www.pink-city-beats.com/artiste/RAHA

■『IBIZA through RAHA's eye』
clubberia < Features
http://www.clubberia.com/features/feature-91-ibiza-through-rahaseyes/

■Beat In Me
https://www.facebook.com/beatinme/

■BANANA Interview
http://bnana.jp/mags/raha-interview-banana-26112014